【映画の感想】相棒 -劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

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初めに

テレビドラマシリーズの劇場作品の2作目、警視庁が舞台となり、そこで発生する事件軸にストーリーが展開をしていく。そして、相棒10周年記念作品にもなっている。

自分が思った感想

まず、本作の時系列だが、テレビドラマシリーズのseason8とseason9の間となっており、登場人物や設定もそれに準じているがテレビドラマとの直接的な繋がりはあるものの、全く知らなくても問題ないように作られている。

事件が起きる前のある日、杉下右京と神戸尊。退勤の直前、神戸が首席監察官の大河内春樹から剣道の稽古に付き合うよう命じられる。神戸は稽古で勝ったら年代物のワインをと勝負を仕掛け見事ワインを手に入れる。ちなみに右京は神戸の稽古が終わるまで部屋で待機していた。

この日、警視庁内は事件解決の在庁祝いもあわせて開かれていた。そんな神戸はワインを片手に右京の元に向かうがエレベーター付近で言い争いをする男女に出くわすのだが、男はなんと銃を所持しており、銃を見た神戸はとっさに女をエレベーターに引き込み、ドアを閉めた。

女に刑事部に連絡を取るよう言った直後、庁内に火災報知器が鳴り響き、庁内で火事が起きたと大騒ぎになった。同時に警視庁庁舎内で警視総監以下幹部12人を人質とした篭城事件が発生した。

犯人の要求は不明で、 膠着状態が続くが、機転を利かせた右京は籠城監禁事件が起きている部屋中をビルの外から撮影を行い、犯人の顔写真を手に入れそれを照合した結果元警視庁の刑事・八重樫哲也であることが判明する。

程なくして、籠城されている部屋の証明が落とされ、ヘリで部屋を照らしそれに怯んだ犯人を直後確保と段取りが進むが、銃声が発生、待機していた部隊も部屋に突入するが、銃声がした段階で犯人と人質がもみ合いになり、結果突入前に犯人は銃で撃たれ死亡するのだった。

犯人の八重樫が死亡し、動機が不明のまま、籠城事件は八重樫射殺を警視庁上層部の正当防衛で片付けようとする。犯人の動機に疑問を感じた。右京と神戸は独自の調査に乗り出す、正当防衛で片付けるにしても犯人には動機があると右京は考えを導き出すのだった。

警視庁幹部は八重樫は警察官を退職しているがその逆恨みだと頑なに動機は別にあると言う事を考えないのだった。

八重樫を調べていく内に、ある中国人の写真を手にする。神戸はマフィアが関わっているのは?と推測するようになる。調べを進めていく内に警視庁幹部も裏で動き始め、右京の動きを止めようとする。

本作は、事件を段階で分けており、監禁事件・経緯・警察官幹部・クライマックスとなっており、シーンに応じて空気感が変わるので分かりやすく全体の説明も右京がしっかり行うので置いてきぼりにされることはまず無い。

更に警察組織内部が関連している事件なので警察庁で調べることも多く警察官幹部が右京を邪魔者扱いしていく過程も見てて面白い。右京を上手くあしらう為に言った一言が最後に影響が出たりと、伏線の貼り方も良く出来ていると感じた。

ただ、難点もあり、時系列season8とseason9の間となっている関係で一部テレビドラマと連動する箇所があり、映画ではスッキリしない展開がある。

これは時系列を絡めた上でseasonの締めで無いためであり、言うならば一部はテレビドラマに持ち越しと言うテレビドラマから映画への逆展開と言うある意味珍しい展開になっている。相棒シリーズを知らないと置いてきぼりを食らう、作りがいいだけにもったいない。

最後に一言

相棒シリーズを知らなくても見られる作品ではあるが、テレビドラマと連動箇所があるので、その部分が原因で評価を落としている部分はある。

作品の概要

公開日:2010年12月23日
監督:和泉聖治
脚本:輿水泰弘
主な出演:水谷豊、及川光博、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児
上映時間:119分
鑑賞方法:Blu-ray