【映画の感想】ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

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初めに

ドラゴンクエストV 天空の花嫁をベースに3D CGで映画化、ミスマッチな俳優陣に鳥山明さんの絵のベースでないCGと不安要素がてんこ盛りだが果たして?

自分が思った感想

最初に断っておきますが、9割悪い所しか無いと思っています。

まず原作改変もかなり多く、ゲーム版のファンであれば確実に拒絶反応を示す作品となっており、ドラゴンクエスト=自分で冒険するを公式が崩してしまっている所にある。

流れは一応ゲームに沿っているが、主人公 リュカの誕生はスーパーファミコン版の映像・音楽・効果音で流し、幼年時代は8割近くカットしている。ただしレヌール城でオーブを入手するシーンはゲームの映像を流し入手している所は用意されている。ついでに幼年時代で最も重要なシーンとイベントがある妖精の世界に行くことが無い。

幼年時代はオーブを見せてくれと頼む青年が登場するシーン・ヘンリー王子が魔物に連れ去られるシーン・パパスが殺されるシーンはCGで再現されているが端折りすぎていて、ゲームを知ってる事前提の作りになっている。

映画では青年時代前半が中心となり、パパスが殺され、リュカとヘンリーが奴隷として10年過ごし、脱出するところから始まるが、この辺も大きく原作改変されており、

オラクルベリーの街に行かず、モンスターじいさんに会うことが無い、サンタローズの村が崩壊してない(映画ではリュカの家はサンタローズの村から離れている設定に改変されている。)更にはヘンリーを城に送り届けて城に入らずさっさとラインハットから立ち去る。

ここだけでもストーリーを改変してるだけでなく超圧縮しているので、原作を知らない人は展開が早すぎてついていけず、原作を知ってる人は超圧縮で印象に残らないと言っていい。

そしてドラゴンクエストVと言えば結婚イベントがあるのだが、これは長年どちらを嫁に取るか?で論議されており、ここの思い入れ等で、ビアンカ・フローラ・デボラ(DS版のみ)で嫁はどう選ぶか運命の選択を行うが映画で回答を出してしまった事が大問題と言えるだろう。

選ぶ方法は解らなくもないが、正直これは無いと思う。何故こうなったんだろう?って言いたくなった。リュカの性格もひょうひょうとした軽いキャラとして設定されているので(要はヘタレ)これも気分を害するかもしれない。

後半部分にあたる、青年時代後半もかなり変更が入っており、原作で最も重要な場所である、グランバニアに行くことが無く、天空の城も登場しない。

更にはリュカは石にされるシーンがあるがゲームと違い、サンタローズの村付近にあるリュカの家にゲマの集団が襲いかかり、最終的にゲマがリュカを石にしていくになっている。

この狂った展開と共に流れるすぎやまこういちさん音楽は虚しい以外何者でも無い所のがある意味凄い所で、更にドラゴンクエスト=鳥山明さんでは無いのも、ドラゴンクエストに似たなにか?でしか無いこと、そして声優陣を俳優でまとめている為、ほぼ全キャラがミスキャストになっている事か

それでも1つだけは褒める事が出来る箇所があり、本作でゲマを演じた吉田鋼太郎さんの演技は印象に残る良い演技だった。

最後に一言

ドラゴンクエストVの思い出を潰し、ファンの心を傷つける怪作で、この映画にお金を落とすなら、ニンテンドーDS版やスマートフォン版のゲームを買って、自分のドラゴンクエストを楽しむ事を強く推奨する。

誰も知らないドラゴンクエストはファンから嫌われるドラゴンクエストだった。

作品の概要

公開日:2019年8月2日
監督:八木竜一、花房真
脚本:山崎貴(本作では総監督も担当)
主な出演:佐藤健、有村架純、波瑠、山田孝之、ケンドーコバヤシ、吉田鋼太郎
上映時間:103分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回

次のページは余談となりますが本作のラストの展開まで踏み込んだ内容となります。