【映画の感想】帰ってきたヒトラー

外国映画, 感想カッチャ・リーマン, ダーヴィト・ヴネント, ファビアン・ブッシュ, ミッツィ・マイヤー, 帰ってきたヒトラー

初めに

2014年に突如ドイツに蘇った、アドルフ・ヒトラーが引き起こす騒動を描いた作品、コメディ色が強い作品になっている。

自分が思った感想

アドルフ・ヒトラーは突如公園で目を覚ます。付近に居た子供達は驚くがヒトラーは諸共せず話しかけるが、子供達は訝しげに去っていく。

ヒトラーは周りの風景が近代化しており、様々な人々が謳歌するベルリンの姿を見て驚く、そしてヒトラーは今が西暦何年と尋ねるが誰も相手にしなかった。街の人々はヒトラーのコスプレした、人にしか見えなかった。

ヒトラーは街のキオスク(海外では簡易施設、仮設小屋とも言う、この中売店を開く事も多い)で新聞を見つけその西暦を見て驚く、1945年では無いと、驚いたヒトラーはその場で気絶してしまう。

ここではヒトラーの時代錯誤と現代のギャップが上手く描かれており、ヒトラーはここが2014年と知らず混乱するあたり面白く描いている、だからと言ってヒトラーの人物像が崩れない様に演出してるには見事。

時を同じくして、テレビ局クビになったザヴァツキは映像の撮影を行っていたその時たまたま写り込んだヒトラーに似た人物を見つける。ザヴァツキはヒトラーに似た人物(本人)をキオスクで見つけ、彼と一緒にドイツを旅しながら自主動画を撮る。

ザヴァツキは冴えない男でヒトラーからも軟弱者と言われるくらい、情けない人物、ヒトラーを言う逸材を見つける事が出来た事で人生が開けるようになる。

ヒトラーの人柄と知名度は人を集めるには持って来いの逸材で、名前だけで無く、見た目のインパクトでも支持を集める所は凄い所だけど、威圧感があれどコメディチックに作られていて面白い。

その撮った動画を元にザヴァツキテレビ局へ復帰をし、ヒトラーを様々なテレビ番組出演させる。ヒトラーのトークで人気一気に集め、一時大スターに匹敵する人気を得ることが出来た。

しかし、ヒトラーの起用を面白く思っていない人物が居る事も事実で、テレビ局の万年副局長ゼンゼンブリンクはヒトラーを採用した、局長のペリー二を失脚させる為にネタを探す。

ゼンゼンブリングは序盤でも局長に選ばれなかった事を根に持っており、あるネタを見つけゼンゼンブリングの思惑通りにペリー二を失脚させる。同時にヒトラーも番組出演が無くなってしまう。

だが、ヒトラーはこの間に今まで行動してきた事をメモに書き留めており、1冊の本に出来るレベル量だった、ザヴァツキはそれを元に本を出版、本はベストセラーとなる。

全体的見てもバランスが良く、コメディ映画としても面白く作られており、近代機器に関してもヒトラーは素早く受け入れ利用していく所は、若干御都合主義みたいな所はあるものの説得力はある。

ただ、ストーリーの中心核にいるザヴァツキとゼンゼンブリングはある意味情けない男達で足を引っ張る要素にもなっているので、若干モヤモヤ感があるかもしれない。ザヴァツキの情けなさはある意味引くかも。

最後に一言

ヒトラーを題材にしたコメディ映画としては良く出来ているだけで無く、メッセージ性のある作品なのでコメディの中でそれを紐解くのも良いかもしれない。

作品の概要

原題:Er ist wieder da
日本公開日:2016年6月17日
監督:ダーヴィト・ヴネント
脚本:ダーヴィト・ヴネント、ミッツィ・マイヤー
主な出演:ミッツィ・マイヤー、ファビアン・ブッシュ、カッチャ・リーマン
上映時間:116分
鑑賞方法:Blu-ray