【映画の感想】劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower

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初めに

2004年に発売した、PCゲーム、Fate/stay nightの完結編シナリオにあたる作品で3部作になっており本作は1作目になっている。

自分が思った感想

元々のゲーム本編では、FateルートとUnlimited Blade Worksルートがあり、その二つをクリアすると、Heaven’s Feelルートが解放される、作品としては核心の部分であり最後のルートになっている。

その為、原作をある程度知っている前提になってる(ただし、過去に放送しているアニメでも十分補完できる)その為、過去にテレビアニメで被るシーンは大部分が省かれている。

今作は原作にも無かった原作のストーリーが始まる少し前の話を掘り下げており、主人公である衛宮士郎が弓道部に所属している時と弓道部を辞める過程が語られる。

その際に怪我をした士郎を心配して、家を訪ねてくる、間桐桜との出会いを丁寧に描かれ、作中全体の5分の1を占めているがその結果、細かく描かれている。

その他だと、Heaven’s Feelルートで大きく関わってくる、間桐家が士郎以外の視点の時に多く登場してくるなど、大分毛色が異なる作品になっている。(これは原作でもあるシーン)

逆に言えば士郎と桜の出会いなど原作無いシーンが多くなっているので、作品を知っている人ほど新鮮に感じるのと同時ににわかレベルで鑑賞すると多分、士郎と桜の出会いしか理解出来ないと思う。

原作に無いシーンの殆どは原作を知っていれば深みが出るシーンばかりで、視覚的にも理解しやすくなっている。

ただし、原作に無いシーンを足した事で原作は大分端折ってしまっている印象を受け、元々はゲームで共通部分があるが、その部分も殆どを端折っているので言い方は悪いが不親切にも感じられた。

作品ヒロイン枠である、セイバーと遠坂凛のセリフは上映30分後位と共通シーンを省いた結果遅い登場にもなっている。

また、一部BGMがシーンとミスマッチに感じる部分もあったのは少々気になった。だがそれを上回るくらい、作り込みが凄い

見ていて感じたのはこの作品の公開は2017年だが、作中の世界観は2004年が中心になるが細かい部分ではスマホが登場しない様に配慮されていたりと細かい所の作り込みは凄い

更に本作の戦闘シーンは数こそ多く無いが、どれを取ってもクオリティが高く、人物や背景の書き込みは見事な作りで一時停止をするとわかるが、隅々まで細かく作り込まれている。

一応原作を知っている事が前提になってはいるがHeaven’s Feelルートの部分はタスクオーナ先生の作画でコミック化されており、コミック版では劇場版では端折っているシーンも描かれているでコミック版で事前に学習するのもありかもしれない。

原作ではあるシーンが艶かしい部分があったのだが劇場版では変更されており、流石にこの部分の再現は無かった(コミック版はしっかり再現しているので興味がある方は見てみると良い)

最後に一言

原作を知ってる事前提で劇場版オリジナル要素が多いが、クオリティが高い、それと静を貫いており、作中のその空気感があるのも面白い作品だと思った。

原作を復習した上で鑑賞する事をお勧めする。

作品の概要

公開日:2017年10月14日
監督:須藤友徳
脚本:桧山彬
主な出演:杉山紀彰、下屋則子、神谷浩史、川澄綾子、植田佳奈
上映時間:120分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray、AmebaTV、ニコニコ生放送
映画館での鑑賞回数:4回