【映画の感想】初恋

感想, 日本映画三池崇史, 中村雅, 初恋, 大森南朋, 小西桜子, 染谷将太, 窪田正孝

初めに

天才プロボクサーが、負けるはずの無い、試合で負けて人生の歯車が狂い、裏社会起きる出来事に一晩身を投じる姿を描いた作品

自分が思った感想

主人公の葛城レオは天才プロボクサーで、無名ながら将来有望と期待されていた。しかし、負けるはずの無い試合で負け、しかも試合に負けて倒れたが、意識を失っていた。

意識を失ったレオはそのまま、MRIの検査を受け、意識を取り戻した後は、医者から脳に異常があり、ボクシング人生は終わりと告げられる。レオは自暴自棄になっていった。

別の場所ではヤクザがあるものの取り引きをしていた、しかしそれを横から奪う事を考えた、マフィアの加瀬とそれの手引きをする、警察の大伴が策を練っていた。

更に別の場所ではモニカと言う女性が、ある部屋に監禁されていた、彼女は父親の借金の形にヤクザに売られ、自分の身体で借金を返済していたが、しかし依存症が原因で幻覚が見えると言う症状に陥っていた。

そのモニカはお客を取り、仕事をしようとしていたが、幻覚がその時見えた為、逃げ出すのだった。

そこでたまたま、出会ったレオ、モニカ、大伴の3人だが、モニカは大伴に追われているのを見てレオはモニカを助ける、モニカはレオが過去の恩人と被って見えたため、2人で一緒に逃げる事を考える。

レオとモニカは逃げるのだが、そこにはヤクザと警察の包囲網が迫っていようとしていた。

本作は一晩限りの出来事を描いており、その為、ストーリーの流れが結構濃密で、裏社会に身を投じると表社会のプロボクサーの話はほぼ出てこないがこれはメリハリが付いていて良かったと感じた。

新宿の歌舞伎、自暴自棄になったレオがキッカケで助けたモニカが結果的に自暴自棄になった自分を治すことにも繋がる「死ぬ気なれば何でも出来る」とあるが間違っていないと思う。

人物面に関してはインパクトが充分あるし、何より一辺倒ではなくバライティに飛んでいる

  • 無名のプロボクサー、葛城レオ超無愛想
  • 借金だらけで幻覚が見える、仕事は風俗嬢、モニカ(源氏名)
  • 俺は刑事で自分が正義!裏社会も牛耳るよ、大伴
  • マフィアのブツは俺が頂き、策士だけど詰めが甘い、加瀬
  • 売られた喧嘩は買うぜ!ヤクザ上下関係は知らん、権藤
  • 色んな事がありすぎて狂気になった女、ジュリ

演出面は日本で撮影を行ったことを考えれば中々考えられており、日本での撮影だと、既に建ててある建造物を破壊する事が出来ないが、あるシーンで車が建造物を突き破って移動するシーンがあるが、そこはアニメを挿入すると言う手を使っており、これは上手いと思った。

ヤクザの抗争は小規模ながら緊張感がしっかりと出ており、ここも良く出来ていると感じられた、結構人が死ぬシーンが多いが演出的に攻めているシーンが多い、日本映画だとその辺のシーンをぼかしたりするけどそれもなかった。

逆に言えば、流血とかのシーンが結構多いのでその辺は注意が必要だと思った。

しかし、その抗争の中で芽生える恋を描いているのだから面白いよなぁ、その過程も、なるほどって思うし

また、本作はアメリカでは既にFIRST LOVEと言うタイトルで公開済み、Blu-rayも発売済みだった、その為、日本上映前に既に見たと言う人も居る。

最後に一言

一晩限りの裏社会を見るという意味では面白いと思う。登場人物も充分面白いので、見てみるのも良いかも知れない。

作品の概要

公開日:2020年2月28日
監督:三池崇史
脚本:中村雅
主な出演:窪田正孝、大森南朋、染谷将太、小西桜子
上映時間:115分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回