【映画の感想】フラグタイム

劇場アニメ, 感想フラグタイム, 伊藤美来, 佐藤卓哉, 宮本侑芽

初めに

さとさん原作の作品をアニメ化した作品、劇場公開作品としているが厳密にはOVA(オリジナルビデオアニメ)となっている。

自分が思った感想

本作では主人公の森谷美鈴が3分間時間を止められる能力を持っている事から始まる。美鈴は引っ込み思案で大人しい、人とはあまり絡まずに普段の高校生活を過ごしていた。

ある日、卓球部で美鈴に普段から声を掛けてくる小林由香利が美鈴を卓球部に誘おうとしていた。部員も少なく、部活に入っていない美鈴を何度か誘っていたが、美鈴は由香利のトークに耐えきれず、時間を止めてしまう。

時間を止める、美鈴の中では何かを強く思うと止めてしまう節があり、それは3分間となっていた。(これは美鈴の中での感覚なのでピッタリ3分と言うことではない模様)

時間を止めた美鈴は自分の席を離れ、止まった時間の世界を眺めていた。風で流れる筈の葉っぱや飛んでくるボールなど全てが動かず止まっていた。

そんな中、美鈴はクラスメイトの村上遥が校庭のベンチに座って本を読んでいる所を見つける。遥は中心的人物で顔立ちが整った少女で、美鈴も遥を可愛いと思っていた。

美鈴は遥のスカートの中を覗き込むのだった。しかし、時間が止まって動けないはずの遥だが時間停止の中で読んでいた本を音読した。そして美鈴が普段行っていた行為が、クラスメイトの遥にバレてしまった。

ちなみに美鈴が時間が止まってる間に行っていた事は

  • 同性の女の子の顔を眺める
  • 女の子のスカートを捲り履いているパンツをみる

時間停止でしていることは、基本的に変態行為と言っても差し支えがなかった。

美鈴は変態行為を人にばらされたくなかったので美鈴は遥に対して謝罪し、美鈴はお詫びとして、遥の願いなら何でも聞いてあげると約束をする。

だが、遥は美鈴に無茶な要求をしたりせず、クラスメイトのノートに落書きをしたりと、いたずらをしたりで美鈴は時間を止めている時にしか見せない遥の表現に徐々に引かれていくのだった。

本作は女の子同士のラブストーリーとなっており、百合もの作品になっている。その為、女の子同士のキスがあったり等、一歩踏み込んだ展開がいくつかあった(流石に全裸になるシーンとかは無いけど)

女の子同士のラブストーリーに目が行くの作風からみて自然な部分ではあるが、本作で見事だと思ったのは人間描写がきめ細かく作られてる事

特に村上遥の描写は前半と後半では大きく異なり、印象が変わるだけでなく、人が持っている心の奥底を描写しているところは見ていて関心した。

その他だと、美鈴が人とどうして関わりを持とうとしなかったかも描かれ、成長していく過程は展開的には極めて普通ながら良かった。

映像面では、時間が止まっている演出が良く出来ていて、止め絵と言われればそれまでかも知れないが、動かない水や葉っぱとか時間が流れていれば、常に動いている物が止まり、その中を、美鈴が動いている演出は結構新鮮に感じた。

ただし、好みが分かれる点としては、スカートを覗くとかセクシャル方面の展開がソコソコ多いのは好みが分かれるだろう。

最後に一言

女の子同士のラブストーリーは今では珍しい物では無いのだが、どう描くか?がしっかり考えられており、原作を全く知らなくても楽しめるのは良かった。

後、劇場で売っているパンフレットだけど、声優さんのインタビュー記事ばかりで作品の事が殆ど書いていないのはどうかと思うよ

作品の概要

公開日:2019年11月22日
監督:佐藤卓哉
脚本:佐藤卓哉
主な出演:伊藤美来、宮本侑芽
上映時間:59分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回