【映画の感想】不能犯

感想, 日本映画不能犯, 山岡潤平, 新田真剣佑, 松坂桃李, 沢尻エリカ, 白石晃士, 間宮祥太朗

初めに

宮月新さん原作で神崎裕也さんが作画を担当しているコミックを実写映画化、警察が立証出来ない事件を描いたサスペンス作品、主に原作コミック1巻を映画化している。

自分が思った感想

SNS上では「電話ボックスの男」と言う噂が密かに話題になっていた。噂の内容はとある電話ボックスに依頼人が殺してほしい相手の連絡先と理由を書いた手紙を貼ると、完璧に始末してくると言うものだった。

その男は常に黒いスーツを着ていて、謎に包まれた男だった、ある日その男は喫茶店であるガラの悪い男性が電話をしている所に突如現れる、謎の男は水の入ったグラスにガムシロップを入れ、その水をガラの悪い男に掛けるのだった。

謎の男は、更にスズメバチの入った瓶を取り出し蓋を開け、スズメバチを解き放つのだった、ガムシロップはスズメバチの好物となっており、そのガムシロップの匂いにつられガラの悪い男目掛けて飛んでいくのだった。

攻撃性の高いスズメバチが人に集ると言う事は体中を刺しまくる事になる、刺された男は心臓発作を起こし死亡するのだった。

ここでは警察も動く、喫茶店で死んだ男だが、防犯カメラの映像では謎の男は一切手を出していない(ガムシロップ入りの水を掛けただけ)ので殺人として立証することも出来なかった。

次にある若夫婦に移る、その夫婦は羽根田家で妻である桃香は、近所の鳥森と言う男性に付きまとわれていた、島森は桃香にゴミ出しなどをねちっこく調べたりとストーカー紛いの事をしていた。

それがある日エスカレートし、遂に家の中まで侵入してくる。更には桃香は襲われかけていた。夫の健は警察に通報しようとするが何故か桃香はそれを拒否し穏便に済ませる事を決める。

しかし建の腹の虫は収まらず、電話ボックスの男に殺人依頼をするのだった。依頼を受けた男はそこには一つの条件を出した。「そこに純粋な殺意があるのか?」と健は島森をとにかく殺してくれと言う。

そして、その男は島森を殺す、この後、報告の為に健にあるものを渡し、更には男に、今日は仕事をしないでそのまま帰った方がいいと言う。建はそのとおりに帰るのだが、そこには想像もしていなかった出来事が起きていた。

不能犯と呼ばれる男が警察を翻弄する展開は結構面白い、警察の任意同行にも応じるが、しかし証拠が無く、殺人の立証が全く出来ないため逮捕も出来ないと言う、警察側が苦虫を潰す様な顔はある意味必見かも

謎の男こと宇相吹正も任意同行の際に、ある仕掛けを施し警察内部から潰していく所もよく考えられてる。本作では思い込みと言うテーマも込められており、なぜ不能犯と言われるか?が徐々に明らかになっていくがこの過程も悪くなかった。

ただ難点を上げるとするなら、男が手を下す手段が「某“絶対遵守”の力のアニメ」に近く、演出までも酷似しているので知っていれば知っている程、似ていると思ってしまう。(これは原作にない演出)

それと、不能犯が起こす殺人は「笑ゥせぇるすまん」のブラックユーモアに近い側面もあるので、嫌悪感が出るかもしれない。

後はやや原作と異なる設定は気になるかもしれない。ある人物の職業が全然違うものになっていたりするし、時系列全体が大きく変わっているそのため、原作を知っている程、違和感を感じる

最後に一言

アイディアそのものは面白く、警察を翻弄していく姿は中々見ごたえがある、原作を知らずに見るのが一番かなぁって思った。

作品の概要

公開日:2018年2月1日
監督:白石晃士
脚本:山岡潤平、白石晃士
主な出演:松坂桃李、沢尻エリカ、新田真剣佑、間宮祥太朗
上映時間:106分
鑑賞方法:DVD