【映画の感想】ゲット・アウト

2019年8月16日外国映画, 感想アリソン・ウィリアムズ, ゲット・アウト, ジョーダン・ピール, ダニエル・カルーヤ, ブラッドリー・ウィットフォード

初めに

黒人男性が主人公のホラー映画で、予告編ではそれとなく黒人差別をベースに作られているように見えるが・・・

自分が思った感想

主人公のクリス・ワシントンは恋人であるローズの実家に挨拶へ行くことになった。クリスが何故君は僕が黒人であることを両親に伝えないのか?と尋ねると、ローズは一瞬動揺した素振りを見せたものの、ローズは人種を気にするような人たちじゃない、歓迎してくれるとクリスに言いその場は収まる。

そして、クリスとローズは、ローズの家に向かう途中、鹿に突撃した。その後、事故現場にやってきた警察に事情を聞かれるとともに身分証の提示をクリスに求める。

しかし警察の態度が横暴だった事に腹を立てたローズは警察を一喝するが、その場を収まる為、クリスは身分証を見せてその場去る。

パッと見、黒人への偏見に見えるが、これには色々と意味があり警察もクリスが黒人だから事情を聞いたわけではない、単に事故を起こし、事故の相手が人間では無く、鹿だったから聞いたに過ぎない。ここは見ている人に黒人への偏見を敢えて持たせるシーンとして作られている。

その後、ローズの両親の家に到着し、クリスは歓迎される。ローズの言う通り、偏見も無く暖かく迎え入れた。そしてローズの父親からは翌日のパーティーにクリスを誘う、クリスはその日、ローズの家に泊まる事になる。

そしてその夜、何故か家の周りを全力疾走しているローズの弟、ウォルター

窓をずっと凝視していた家政婦のジョージナが居た。

たまたま一服しようと外に出たクリスだったが、それを見て恐怖を覚えたクリスは、戻る際にローズの母親ミッシーと家の廊下で会い、寝られない事をミッシーに告げ催眠療法を受ける。

気味の悪い二人と催眠療法を行うミッシー、これもしっかりと伏線を張っており、作りがとても巧妙と言っていい。この段階ではホラー作品っぽいんだなって印象を敢えて与える。

翌日のパーティーになるがここも絶妙に作られており、なんと黒人はクリスとパーティー参加者のローガンだけとなっており、パーティーに来た大半は黒人のクリスに興味がありそのためだけに出席をしている、その中でクリスに異論を唱える人が居た。

ただ、その時クリスはたまたま、スマホのカメラを使っていてフラッシュを焚いてしまった、それを目にしたローガンは突然鼻血を出しながら、出て行け!と叫ぶ。

スマホのカメラを使っていてフラッシュを焚いたにしては凄い剣幕で言ってくるので黒人差別だ!みたいな展開になる。クリスもパーティーの出席者に疑問を持つ。そこで先日の奇妙な二人に違和感を感じたこともあり、友人のロッドに電話で相談をするとその過程でロッドは様々事を調べ徐々に色々な事がわかってくる。

そして、ロッドから得た情報でローズの家に居るのは危険と判断したクリスはローズと共にローズの家を去ろうとする。しかしここから大きな事件へと発展していく。本当に凄いと思うのは演出等の見せ方で、ラスト付近までホラーなのか?サスペンスなのか?黒人差別なのか?全く判断がつかない。

その上で最後にはきっちりと伏線回収していく、ただ伏線回収は見事だけど、過程が少々分かりづらいで見ていて混乱する事があった、そしてラスト付近は少々キツ目のシーンがいくつかあるのでそこが受け入れられるかかな?って思った。

最後に一言

一本の作品としての完成度が非常に高く、そして面白かった。是非見てほしい作品なのと、映画館で見なかった事を激しく後悔している作品の一つでもある。

作品の概要

原題:Get Out
日本公開日:2017年10月27日
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
主な出演:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、ブラッドリー・ウィットフォード
上映時間:103分
鑑賞方法:Blu-ray