【映画の感想】劇場版 ハイスクール・フリート

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初めに

テレビアニメオリジナル作品でテレビアニメ及びOVAの続編となっている。また、テレビアニメ版を製作していたプロダクションアイムズは倒産している為、今作配給元のであるANIPLEXの子会社A-1 Picturesが製作をしている。

自分が思った感想

本作はテレビアニメ13話の後に制作されたOVAの後の話になっており。テレビアニメで晴風クラス解体の危機の三か月後となる。(OVAからだと2ヶ月後の話)

横須賀で呉女子海洋学校、舞鶴女子海洋学校、佐世保女子海洋学校の三校を含めた計四校による競闘遊戯会が開催される。

横須賀では4年に1度のお祭も兼ねて、横須賀女子海洋学校の生徒は出店等の出し物をしていた。

晴風クラスの航洋艦長(クラス委員長)の岬明乃と副長の宗谷ましろは出店の見回りをしている最中、スーザンと言う外国籍の女の子と知り合う。

本作は競闘遊戯会と言う他校の生徒が集まって遊戯会を行っている途中に大きな事件が発生する流れになっている。

テレビアニメ同様にピンチ!になっていると言う所ははいふりの肝にもなっており、劇場版でもこの流れをしっかりと引き継いている。

作品の作りとしては、後半の事件の部分の展開は非常に良く出来ている、作中に出てくる晴風クラスの面々の個性を生かしており、晴風クラスの面々だけでも結構な人数になっているが、それでも役割と個性を潰していないのは見事だった。

後半は戦闘が主となっているが作中明乃とましろが乗る艦船 晴風の運用方法などがかなり練られており、艦の大きさを活かした展開など、細かい部分の作り込みが良かった。

人物像では岬明乃と宗谷ましろの今後の艦長、副官の関係を考える展開となっており、二人の絆や今後の事で迷うましろ、信頼してるこそ、影で支える明乃と絆を活かしたストーリー展開は全体を通して面白かった。

ただ、比較的残念な点も見られる。劇場アニメなのに人物の作画が安定しておらず、カットによっては描いている人がまるで違うのでは?(要は作画崩壊)と言いたくなるような作画が見られ、当初はテレビアニメとして展開する予定だったみたいな部分が見られた。

また前半の競闘遊戯会は無くていいんじゃないか?と言わん位見どころが少なく、明乃とましろの話が無かったら無くても良い展開だった。

全体を通して言えることだが、登場人物が大体50人以上居るが、その人物の多さを上手く料理出来ておらず、晴風クラスの面々以外は印象にあまり残らないのが残念だった。

これはテレビアニメで脚本を担当していた吉田玲子さんは本作では脚本に参加していない為、こうなったとも取れる。

(はいふりより更に多く人物が登場する、ガールズ&パンツァーでは脚本の吉田玲子さんの手腕により、非常にまとまりが良いので余計に気になってしまう。)

後、当然だが、テレビアニメとOVAを全て見ること前提の作りなのと、その前後の話が一切挟まらない為、事前に予習をしておく必要がある。

テレビアニメから4年弱経っているので、数分はダイジェストで説明を入れたほうが良かったと思う。

最後に一言

前半と後半の出来にバラツキがある事、テレビアニメとOVAを全部見ている事、と言うので出来は悪くないけど、人に進めにくい作品になっている。

テレビアニメとOVAを近々に全部見た上で鑑賞した自分でも難色示してしまった。

作品の概要

公開日:2020年1月18日
監督:中川淳
脚本:鈴木貴昭、岡田邦彦
主な出演:夏川椎菜、Lynn、雨宮天、大空直美
上映時間:105分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回