【映画の感想】ヘイトフル・エイト

2019年4月10日外国映画, 感想カート・ラッセル, クエンティン・タランティーノ, サミュエル・L・ジャクソン, ヘイトフル・エイト

初めに

最初のブロク記事で映画の感想を書くのですが、今回の作品は人生で映画館で初めて見た洋画で思い入れがあり、いろんな意味で衝撃的な作品でした。

自分が思った感想

本作は章形式でストーリーが進んでいく。第1章「レッドロックへの最後の駅馬車」とテーマに区切っている。この第1章は寒空で吹雪が来ようとしている最中、立ち往生しているマーキス・ウォーレン少佐を駅馬車が見つけ、ジョン・ルースが渋々その駅馬車に乗せる事から始まる。

まず、第1章の寒々しい雰囲気はとてもよく出来ており、冒頭数分は背景をひたすら映しているだけだが見ている側にも寒さが伝わってくるような演出は見事だった。その後に駅馬車の話になって行くが、その時の駆け引きも面白くジョン・ルースがマーキス・ウォーレン少佐を乗せたことにより全体の歯車が大きく変わっていくのは、後から登場する人物は知る由もなかっただろう。

ここで印象に残る濃い登場人物達が際立ってる、初っ端のインパクトのマーキス・ウォーレン少佐のインパクトと合わせて刻み込まれるような印象を与えてくれる。いちいち面倒な行動を起こす、ジョン・ルースに殴られようが動じない、デイジー・ドメルグと第1章だけでも強い印象に残る。

第2章「ロクデナシ野郎」ではクリス・マニックスが登場してと駅馬車の終点であるレッドロックの新しい保安官として向かっている。マーキス、ジョンは特に警戒してるのがわかる。どちらも死刑執行人でデイジーは死刑を受ける側で獲物をかすめ取られるのではないか?と警戒する。最初はクリスを乗せるを拒否するが(本当に保安官なのかが判別がつかないので)クリスは乗せなかったら罰が下ると言い何とか駅馬車に乗り込む、これで予想外の人物が更に増えた。

第3章「ミニーの紳士服飾店」で初めて全員揃う、ここからは全てロッジの中でやり取りを行うが、マーキスのみ違和感を感じていた。

その違和感は何か?マーキスの動きに注力すると結構細かく見ているのがわかる。そしてここから意外な形で密室殺人が行われる。ナニに皆が注目している時に・・・

評価点を挙げると偶然集まったはずの8人の過去がつながり始めた時、事件は起こったとなっているが良く作られていて、人物の役割等が明確になっていて面白かった。特にジョンとデイジーのやり取りは中々面白かった。

その他だと血を使った演出が多く、口から吐いた血を浴びるとか180度後ろを向きたくなるシーンがある。セリフも汚いセリフが結構多いが現実味を感じた。タランティーノ監督の作風らしいと言えばそうだと感じた。

章立てでの要点はしっかりしており、雪山のロッジに行くのか?彼らの秘密は?と章毎に謎を提示されるので単調にならず深みが出ている。しかし章立てとは言え問題点も見逃せなかった。

まず気になったのはのロッジの雰囲気があまり良くない。雪山の寒々しい雰囲気作りは悪くないが屋内はセット間バリバリで雪山のロッジ?と首をかしげたくなるシーンがちらほらある。

その他だと、ぶつかり合う嘘と嘘とあるが、要約すると予告編も嘘、本編も嘘と言われても仕方ない部分がある。密室殺人と呼ぶにはサスペンス要素があまり無い・・・密室殺人と呼ぶには・・・少し違うと思う。

最後に一言

ヘイトフル・エイトは元々上映館が少なかったこともあり、映画館で見れなかった人が居てDVDとかが発売して初めて見たって人も・・・口コミで評判を調べる方も多かった模様、だが映画館鑑賞している自分はそれを感じなかった。

作品の概要

原題:The Hateful Eight
日本公開日:2016年2月27日
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
主な出演 :サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル
上映時間:167分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:2回