【映画の感想】記憶にございません!

感想, 日本映画ディーン・フジオカ, 三谷幸喜, 中井貴一, 吉田羊, 小池栄子, 石田ゆり子, 記憶にございません!

初めに

総理大臣がもし記憶を失ったら?を描いた財界コメディー映画、監督は三谷幸喜さん、主演は中井貴一さんと豪華な配役も見どころになっている。

自分が思った感想

ある夜、ある男が病室で目を覚ます。男は頭に痛みを覚える程度だったが、なぜか点滴などが体についていた。男は疑問に感じながらも、それを外し病室から出ようとしていた。

病室を出た途端に、黒服の男たちが自分目掛けて追いかけてくる。黒服から逃げるため、入院時の格好のまま外に飛び出すのだった。飛び出した街中では自分の事をジロジロ見る人達ばかりで、何が何だか分からない状態だった。

そして街中を彷徨っていると、黒い車に囲まれる、車から降りてきた男たちはこう告げる”総理、お迎えに上がりました”となんと病室から抜け出した男は現職の総理大臣だった。

彼の名前は黒田啓介、内閣総理大臣で、憲政史上最悪の支持率2.3%を記録する最悪な総理だった。

だが黒田本人は何も覚えておらず、自分が総理大臣だった事を忘れ次々と出てくる様々な人物で更に混乱していく、そんな中、秘書である井坂は黒田がどんな人物か説明をしていく。黒田の置かれている状況などを話し始める。

ちなみになんで史上最悪の支持率になっているかというと

  • お金に汚い
  • 自分のことしか考えない
  • 暴言を吐く事が多い

それだけではなく演説中にも”このクソ野郎がー!”など暴言を吐いた為、一般人から石を投げつけられる、それが頭にあたり記憶を失っていると言うのが今回の騒動の発端だった。

最初の方で記憶を失う前と失った後で人格が入れ替わったんじゃ無いかと思うほど性格が急変しており、作中ではあまり記憶を失う前の話は出てこないが周囲の反応がそれを示していた。

記憶を失った後は、物凄くおどおどしていて、引っ込み思案で周りですら戸惑う位なのは見ていて面白い、更に記憶を失っている事を知っているのは秘書官3人だけ

更に記憶を失っていることを利用する人まで出てくるので黒田は更に目まぐるしい状況に追い込まれる。追い込まれているとは言え公務は疎かに出来ないと、秘書官の井坂は戸惑う黒田を尻目にドンドン事を進めていくのだった。

そして流し会見などの公務をオドオドしながら行ったりと、記者たちもいつもと違う雰囲気に疑問を感じていたりした、そんな中女性記者が転ぶのだが、黒田はそれを助けるのだった、しかし周囲は黒田総理は絶対にそんな事をしない人だったで更に驚きを隠せなかった。

国会議員になってから現在に至るまでの一切の記憶を失ってしまったが、公務を少しづつこなしてく内に黒田は自分が記憶を失う前に行ってきた政策などをしり、なんでこんな事をしてきたのか?と過去の行動に疑問を持つ様になる。

更に黒田は自分が家族を持っているが、夫を怖がる妻(態度が急変したため)に軽犯罪を犯しては警察に厄介になる息子など家庭環境は最悪で黒田はそれをなんとかしようとするが、煙たがれるのだった。

それでも記憶を失ったことでしがらみから一旦抜け出せた事を秘書官から教えられ、黒田は自分が今、何が出来るかを考えるのだった。幸い学生時代の記憶はある、それを元に小学生時代の先生に頼ったりと自らの道を進もうと黒田は考えるのだった。

財界と言うあまり明るくない世界だがコメディ寄りにすることで非常に痛快で面白い展開に仕上がっているのは実に見事で要所要所で楽しませてくれたのは評価したい。

ただ難点があるとすれば、黒田総理役を演じている中井貴一さんは演技自体は凄く良いのだが、なんだろう悪人面をする記憶を失う前のシーンの演技にインパクトが無く、世間の嫌われものには見えにくい所が残念な所だった。

最後に一言

コメディー映画としては中々面白く、財界の細かいルールは無視して笑って楽しもうって言う空気が伝わってくるのは良かった所で楽しい作品に出会えた、そう感じる映画だった。

作品の概要

公開日:2019年9月13日
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
主な出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、小池栄子、石田ゆり子、吉田羊

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上映時間:127分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回