【映画の感想】一度死んでみた

感想, 日本映画リリー・フランキー, 一度死んでみた, 吉沢亮, 堤真一, 広瀬すず, 浜崎慎治, 澤本嘉光

初めに

2日間だけ、死ぬことが出来る仮死薬を巡って起きるドタバタコメディー映画、本作は原作が存在しないオリジナル作品になっている。

自分が思った感想

主人公「野畑七瀬」は就職活動をしていた、好きなもの「シュウマイ弁当」嫌いなもの「父親の野畑計」その七瀬が就職活動をしていた場所は野畑製薬で父親が経営をしている会社だった。

しかし七瀬は父親の計が大嫌いで面接の時「野畑製薬はこちらからお断りだ!」と言って自己アピールの時間でそれを言い放ち去っていく。

その後、七瀬は売れないデスメタルバンド「魂ズ」のライブを行い鬱憤を晴らすのだが、ある人からは魂ズは名前に魂が付いているが歌っている本人の歌に魂が籠もっていないので、魂を抜いた「ズ」と言われてしまう。

ライブの後、バンドメンバーからは「将来はどうするの?」と聞かれて七瀬は答えられなかった、その七瀬の行動は周りからは遅い反抗期と見られていた。

七瀬の父親で野畑製薬の社長を務める野畑計は会社の経営が苦しく、ライバルの「ワトスン製薬」から合併の話を持ちかけられる。

計はそれを断るが、それと同時に現在野畑製薬が開発中の「若返りの薬」の情報が何故かワトスン製薬が漏れてしまう。

野畑製薬では若返りの薬が遅れているが、その最中に2日間だけ死ぬことが出来る薬が開発過程で出来上がってしまう。

計は2日間とりあえず死んでみて、企業スパイを洗い出そうと考えるのだった。

本作は2日間死ぬ事が出来る薬を飲んだ計を巡って起きるめちゃくちゃバカバカしい2日間を描いた作品で、珍しく突き抜けた馬鹿らしさを売りにしている。

バカバカしさでは登場人物が全員いい意味で馬鹿で面白い、上げてみると

  • 野畑七瀬

遅めの反抗期だ科学がめちゃくちゃ強いが何故かデスメタルをやっている、ただ反抗期の理由はわからなくない、後、泣き真似がめちゃくちゃ下手

  • 松岡卓

作中では存在感の無いゴーストと呼ばれるが、見てる側にはめちゃくちゃインパクトを与えてくる奴、酔うと暴君になる。

  • 野畑計

七瀬の父親だが理屈っぽい人、会話の全てを科学で片付けてしまう、そのため七瀬の科学が強いのは父親の影響を受けている、夢は宇宙に行くこと、薬を飲んだ後化けて出てくる事が出来る。

  • 野畑製薬の社員たち

社長が亡くなった時、香典代は5000円で良いよね?とか、社長の遺体が食堂に安置されている事を知った時は食堂使えないじゃん!とかで社長扱いが雑なのだが、見てて笑える様に作られている。

人物は結構濃い目で、あえてわざとらしい演技をしたりとバカバカしいをどうやって全面に出したら良いかと、バカバカしさをやり過ぎて寒くならないようにと結構考えられている。

途中、計を葬ろうする人間が作中出てくるが、その行動は自体はやってることが凄いのだが行動がしょうもなかったかりとスケールの大きい計画もしょぼく見えるあたり、とことん馬鹿を貫いている。

後、広瀬すずさんが思いの外、歌が上手かったのは驚いた、これは結構想定外だった。

ただし気になった難点もある、作中「魂ズ」を応援しているオタクが登場するが、オタク像が2010年頃に出てくるオタク像で今のオタクではない。

そういった意味ではオタクを少々馬鹿にしている印象を受ける、ライブがいくつかあってあるシーンでペンライトの色を統一させないと行けないシーンでそれをやってなかったりと

オタクの扱いがぞんざいなのは少々残念だった、一応作中のキーにしているのならもう少しオタク(サブカル)を勉強したほうが良いと思った。

最後に一言

バカバカしさをとことん追求した作品で、頭を空っぽにして大笑いしながら見るのが一番良いと思うし、自分もバカバカしいなぁって言いながら結構楽しんで見ていた。

本作みたいな作品はあってもいいと思うし、見終わった後、崎陽軒のシュウマイ弁当が食べたくなるのはある意味必然かと

作品の概要

公開日:2020年3月20日
監督:浜崎慎治
脚本:澤本嘉光
主な出演:広瀬すず、吉沢亮、堤真一、リリー・フランキー
上映時間:93分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回