【映画の感想】インフェルノ

外国映画, 感想インフェルノ, オマール・シー, デヴィッド・コープ, トム・ハンクス, フェリシティ・ジョーンズ, ロン・ハワード

初めに

ダヴィンチ・コード及び、天使と悪魔の続編にあたる作品で、再びトム・ハンクスが主役を務める作品で今回は、フィレンツェからストーリーが始まる。

自分が思った感想

ハーバード大学教授のロバート・ラングドンはイタリアはフィレンツェの病院の一室で目を覚ます。彼にはここ数日間の記憶がなく、そして世界が灼熱地獄と化す幻影に悩まされていた。

最初のロバートが記憶を失っているシーンは、見ている側もロバートと同じような境遇にする為、あえて混乱に落とす演出が組まれている。今作も前作を意識する事なく見ることが出来る所は評価したい。

担当医の一人であるシエナ・ブルックスは頭部への銃撃による怪我が原因で彼が記憶喪失に陥っているのだと告げる。入院している病院に女殺し屋のヴァエンサが現れる。

その中でロバートは点滴等を自ら外して逃げようとするが、体が本調子でない為、思うように体が動かず、シエナはロバートの逃亡を手助けし、二人は彼女のアパートへ逃げ込む。

今回は最初から命を狙われるロバート、しかし序盤から様々な伏線を大量に散りばめられており、目が離せない展開になっている。(ただこれが少々問題にもなる・・・)

アパートに逃げ込んだロバートは手持ちの所持品を確認するが、その中にダンテのインフェルノ(時獄篇)をモチーフとしたボッティチェリの地獄の見取り図(Map of Hell)に一部修正を加えた映像を映し出す小型のプロジェクター(ファラディー・ポインタ)を見つける。

それがバートランド・ゾブリストによって残された第一の手掛かりである事に気づく。彼は大富豪でもある遺伝学者で、その主張は過激な方策を以ってしない限り地球の人口爆発に歯止めをかける事はできないと言うものであったが、武装した政府部隊に追われ自殺により命を絶っている。

ダンテに取り憑かれたゾブリストが大量殺戮を可能とするインフェルノなるウィルスを開発したのではと考える。その間にも彼らはアパート居場所を特定したヴァエンサと地元警察の両方に追われ再び逃亡をすることになる。

逃亡中もロバートは記憶がまだ曖昧であり、自分の知識を披露したときに驚いたりと本調子でない状態のまま逃亡劇が続いていくが、その最中でダンテの作品や歴史、そしてフィレンツェの町に関するラングドンの豊富な知識を頼りに暗殺者や政府機関の追っ手から逃げつつも文字や言葉といった手掛かりを追ってフィレンツェやヴェネツィアの様々な場所を訪れる。

その中でラングドンは彼自身が決定的な手掛かりであるダンテのデスマスクを盗んだ事を知るが、彼はその事を覚えていない。

記憶を失っているロバート、そこで見える様々な組織、敵と味方の区別がわからず混乱する演出は見事だが、本作は大分ややこしく作られているので理解するのは複数回鑑賞する必要があると感じた。ロバートの苦悩や混乱は上手く作られているけどがそれでも複雑さが目に付いてしまう。

アクションシーンも謎解きに力を入れている関係上、あまり多くなく謎解きが好きな人以外は退屈しまうかもしれない。

最後に一言

初見でも見られる作りは評価できるが、シリーズでは一番複雑な作りになっているので全体を理解するのが結構大変だと言う印象を受けた。

作品の概要

原題:Inferno
日本公開日:2016年10月28日
監督:ロン・ハワード
脚本:デヴィッド・コープ
主な出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー
上映時間:121分
鑑賞方法:Blu-ray