【映画の感想】イノセンス

劇場アニメ, 感想イノセンス, 仲野裕, 大塚明夫, 大木民夫, 山寺宏一, 押井守

初めに

攻殻機動隊の続編に当たる作品、続編ではあるが、基本的に単体で見られるように作られた作品でもある。

自分が思った感想

前作、攻殻機動隊から3年後の世界の2032年から始まる。

ロクス・ソルス社が販売する少女型の愛玩用ガイノイド(女性型アンドロイド)が原因不明の暴走を起こし所有者を惨殺するという事件が相次いでいることから始まる。

しかし、暴走を起こした事件があったとは言え、被害者の遺族とメーカーの間で示談が速やかに成立していた。

公安9課は被害者の中に政治家や元公安関係者が居た事、そして示談成立が早すぎる事に疑問を持ち、公安9課のバトーは、相棒のトグサとともに捜査に向かうのだった。

本作は前作では少佐こと草薙素子が中心で進んでいたがバトー、トグサのバディコンビが中心となる。

その為、単独行動というものが少なくなり、前作の世界観を引き継いでいるが、ある意味別のベクトルの作品に仕上がっている。

主人公がバトーになった事により、銃撃戦が結構多くなり、大なり小なりで銃撃戦を見ることになる。とは言え銃撃戦も見どころが多く、バトーの豪快な動きで相手を撃ち倒すのは中々見ていて気持ちがよく

正直やりすぎ見たな部分があるが、これはこれで味があってよかった。

音響面に関しても結構拘りが多く、メインテーマの「傀儡謡」の使い方が面白く、作中祭りのシーンでも使われるが、作画と相まって少々狂気に感じた、なのでインパクトは中々のものだった。

だがストーリーは結構複雑に作られており、一度で理解するのは少々難しいのはと感じてしまった。

前作同様にネットワークのハッキングシーンがあるのだが、今作はその展開がわかりづらくなってしまい、事後でこうでしたっていう展開が少々多く見られ、前作では仕込まれたハッキングを上手く仕込んでいたが今作はそうでもない。

その他ではこれは本作の魅力の一つではあるが、多数の箴言が引用され作中に登場する、個人的には聞いていて中々面白いと感じたが、数がかなり多く人によっては鬱陶しく感じてしまうかも知れない。

最後に一言

前作の世界観を引き継ぎつつ、前作を知らなくても楽しめる様に作られているのは見事なのだが、少々複雑なので人を選ぶ作品になっている。

本作のタイトルに攻殻機動隊がつかないのは初見の人でも見られる様にするためだった。

作品の概要

公開日:2004年3月6日
監督:押井守
脚本:押井守
主な出演:大塚明夫、山寺宏一、大木民夫、仲野裕
上映時間:100分
鑑賞方法:Blu-ray