【映画の感想】ジョーカー

外国映画, 感想ザジー・ビーツ, ジョーカー, スコット・シルヴァー, トッド・フィリップス, フランセス・コンロイ, ホアキン・フェニックス, ロバート・デ・ニーロ

初めに

バットマンの敵である、ジョーカーが誕生する過程を描いた作品、ただし本作はDCエクステンデッド・ユニバースの枠内に含まれない

自分が思った感想

大道芸人のアーサー・フレック、荒れたゴッサムシティに暮らす一人の男性だった。財政難に陥るが、それでも懸命に大道芸の仕事をこなしていた。その日彼が行っていたのは楽器店の閉店セールで看板を持ちながら宣伝をしていた。

そんな中、子供数人が看板を奪い逃げていく、アーサーはそれを追いかけるが、裏通りに子供たちが入るのを見たアーサーは同様に入ろうとすると看板を持った子供達がアーサーに襲いかかる。

その後、アーサーは子供たちからリンチを受けるのだった。アーサーは結局看板を取り戻す事が出来ないだけではなく、リンチを受け手持ちの金品まで奪われ、更に持ち場を離れた・看板を返却出来なかった事もあり、その分を給料から天引きされるのだった。

そんなアーサー・フレックはどんな人物なのか?

  • 発作的に笑い出すという病気を患っている。
  • 母親の介護をしている。
  • コメディアンを目指しているが、その目処は立っていない。

更にアーサーが住むゴッサムシティも良い環境ではなかった。

  • 衛生局がストライキを起こしゴミ収集を停止している。
  • ゴミの悪臭と共にスーパーラットが誕生し更に市民を困らせている。
  • 治安が最悪で若者がストリート・ギャング化している。
  • 社会格差が拡大し、後に福祉にまで影響が出る。

その後、アーサーは、大道芸人の派遣会社での同僚・ランドルから、護身用にと銃と弾丸を借り受ける。だが、小児病棟での仕事中にそれを落としてしまったことが原因で、会社に戻る前の報告の段階で解雇され、絶望の淵に追いやられる。

どん底だったアーサーは帰りの地下鉄でウェイン産業の証券マンたちが女性に絡んでいたが、その場でアーサーは笑い出すのだった。それに腹をたてた証券マンたちはアーサーに怒りをぶつける為にアーサーリンチを仕掛ける。

その時、アーサーは持っていた護身用の銃で証券マンたちを撃ち殺す、アーサーはその場から逃げ出し、別の場所に隠れるがその時、今までに感じたことが無い優越感が体に染み渡り、病気に出る笑いではなく心から出た笑い声を上げるのだった。

アーサーがジョーカーと呼ばれるまでしばらく後だが、アーサーがどれだけ惨めな人生を送っているかがわかるようになっており、基本的に影響力が無い貧乏な男性でだったりする。

しかし、アーサーが証券マンたちを撃ち殺す事で、世間は貧困層から富裕層への復讐として社会的に認知される。デモや暴動など、アーサーが発端ではあるが本人はそんな気がある訳では無かったりと意外な方向に進んでいく様は中々考えられていた。

アーサーはコメディアンを夢見ているとあるが、そのネタを披露する所で、病気の笑いが起き、まともにネタを披露出来なかったがそれが、人気のマレー・フランクリンの番組で紹介され、これもまた意図しない形で人気が出ることになる。

全体を通すとアーサーはとにかく周りに振り回される事が多く、出生の秘密・母親の介護・護身用の銃とアーサーが求めていない所で様々な出来事が起き、それが間接的に周囲に広がる所は上手く作られている。

本作は欲に溺れて悪人になるのでもなく、ヒーローが闇落ちするわけでもない。ただ、普通の人が悪に染まるそれが本作の本質でもある。狂ってるわけでも無い、日々を生きているが周囲がアーサーを巻き込み、結果悪に染まっていった。そんなテーマが本作に込められている。

その他だと、予備知識が全く無くても鑑賞出来所の評価したい所で、一応バットマン VS スーパーマンとの直接的な繋がりは無いのだが、バットマンが誕生する前の話なのだが、それっぽいシーンも登場するので知っているとニヤリとするかも

どうでもいいことだけど、彼はタバコを作中どれだけ吸っているんだ?全編に渡って吸っているシーンが多く、吸ってないシーンを探す方が楽というのもある意味面白い。

最後に一言

アーサーは何故ジョーカーと呼ばれるようになったのかが丁寧に描かれ。笑いは虚しさになっている所も一つの魅力では無いかと思った。バットマン関連作品としてでは無く単純な1本の作品と見るのが良いだろう。

作品の概要

原題:Joker
日本公開日:2019年10月4日
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー
主な出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ
上映時間:122分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回