【映画の感想】劇場版 空の境界 第二章 殺人考察(前)

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初めに

劇場版2作目にして、空の境界では一番最初の話になる。第一章では登場キャラクターはそんな風なのか?でしたが第二章はでは登場キャラクターの過去は?となっている。それに伴い本作は時系列で一番古い1995年3月からとなっている。(第一章 俯瞰風景は1998年8月~9月になっている。)

自分が思った感想

1995年3月、黒桐幹也は街で一人の少女と出会った。透徹した不思議な眼差しを持った少女に、幹也は一目で心を奪われてしまう。この時の少女ははかなげで幹也が心を奪われるのは無理が無いほどだった。

翌4月、観上高等学園の入学式で幹也はその少女と再会する。少女は「両儀式」と名乗り、人を寄せ付けない性格であったが、幹也には少しずつ心を開いていく。その時の式は学園内でも着物を着ており、幹也に「この先も着続けるの?」言われてから皮のジャンパーを羽織る様になる。

この時の着物と皮のジャンパーとのちぐはぐ感は中々面白いと感じた。着物姿ジャンパーを一人で買いに行くシーンも不釣り合いなのが上手い出来ている。その他では俯瞰風景では見られなかった、女の子としての式の一面も見る事が出来る。

ある日、幹也は式のもう一つの人格である「織」と面識を持つことになる。自分は殺人者だと言う織に戸惑う幹也。この時幹也は式と織の区別が出来てないが一応ある程度口調で判別出来る所はある。そんな中、観布子市内では連続猟奇殺人事件が発生し、幹也の従兄の秋巳大輔が連続猟奇殺人事件現場から幹也の通う学園の校章を見つける。

事件が起きた場所が両義家の付近、そこで幹也は式が犯人ではないと信じて両義家で張り込みを始める。式も自分の部屋から見える位置で張り込みを続ける幹也を無視し続ける。傍から見たら怪しい人になるけど

ここでは演出的に誰が犯人は一切提示されない、式が犯人と見せるような演出が出てくるが直接殺人を行うシーンも無いので殺人考察(前)ではタイトルに考察とある様に問題の提示のみで終わる様になっている。(要するに今回の件を良く考えてくださいって事になる。)

今作は連続猟奇殺人事件となっているので俯瞰風景以上に血生臭い展開と表現が多い。特に血の表現を演出として取り入れているので苦手な人は結構キツイかもしれない。

最後に一言

2作目だが一番最初に見ても問題ないと感じた作品で、そして幹也の関係の最初の出会いを描いているので第二章を見てから第一章を見るのも悪くないのは?と思った。単体としても面白い。

作品の概要

公開日:2007年12月29日
監督:野中卓也
脚本:平松正樹
主な出演:坂本真綾、鈴木健一、本田貴子、東地宏樹
上映時間:58分
鑑賞方法:Blu-ray