【映画の感想】劇場版 空の境界 第六章 忘却録音

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初めに

劇場作品の6作目で、第五章の後の話になるが単体作品として見るようになってる他、黒桐幹也の妹、黒桐鮮花をメインにしたストーリーとなってる。過去5作品に比べると明るめな雰囲気が出ている作品でもある。

自分が思った感想

1999年1月、礼園女学院の一年生である黒桐鮮花は魔術師見習いで師である蒼崎橙子にある事件の調査を命じられる。それは鮮花の母校で生徒の記憶が妖精に奪われている事で生徒たちを不安に陥れる魔術師の発見と排除というものだった。

しかし妖精を目で見ることが出来ない鮮花は、妖精の見ることが出来る両儀式を連れ、式と共に調査を開始する。いがみ合って歩調が合わない凸凹コンビの女学院での調査、そして式を送り込んだのは師匠の橙子だが送り込んだ橙子自身も「早くも波乱の予感がするぞ」と面白そうに笑い始める。

冒頭の鮮花の自己紹介と橙子の面白がる様子で、第五章までの重苦しい雰囲気だった空気が無く、明るめな雰囲気でスタートする。そして舞台が女学院と言うこともあり清楚で可憐と言う印象も受ける。その他では式が着物以外の服を着ている所も注目である。

だが式は女学院の事をあまり理解しておらず、礼拝堂を見て「ミサをやるのか?」聞いたり、その後「天に召しますわれらの父よ」と言ったりと鮮花を呆れさせる。そして調査の聞き込みで最初に担任の玄霧先生に行う。昨年11月に突然居なくなった葉山先生の後任の担任で記憶を奪う妖精の話を聞きに行く。

妖精の伝承は日本ではあまり知られていないが、ヨーロッパ等では有名な話で玄霧先生自身、妖精の話が好きで妖精の話を始めるが生徒会長で理事長の娘である黄路美沙夜が登場する。玄霧先生との約束の時間が過ぎていると告げ、妖精の話が一旦中断する。

そして第六章では鮮花の過去の回想と共に進んでいき、実の兄である幹也を好きになった理由が語られる。本作のもう一つのテーマである近親と背徳も見え隠れする。

ストーリーが進むに連れ、記憶を奪う妖精の正体とその実行犯が判明する。記憶を奪う事で妖精事件の裏に隠されていた事件も判明する。一部の調査は式が独断で幹也に依頼しており、鮮花に調査の内容と師である橙子からの伝言も合わせて伝える。

その後の犯人との対決となるが鮮花、式で戦う事になる。今回は鮮花がメインなの、戦い方は魔術師の戦い方で魔術を使った飛び道具で実体化した妖精と戦う。

これは式の近接戦闘とは違った面白さと演出があり、鮮花が着ている制服のスカートの丈が長すぎて動きづらいって演出を入れているあたり、細かく作られている。動きづらいって理由で戦闘中にスカートを引きちぎる所もよく考えられている。

全体的に見やすく、過去の話も語られる訳でもないが第六章 エンドロール後の展開は若干頂けなかった。第七章に繋げる為ではあるが余韻としては最悪とも言える。

最後に一言

今回は女学院と言う、ある意味閉じ込められた空間で起きる事件だが、明るく見やすい作品だが、番外編にも見える作品となってる。それと小説版とそこそこ変更点が多い作品でもある。

作品の概要

公開日:2008年12月20日
監督:三浦貴博
脚本:平松正樹
主な出演:坂本真綾、鈴木健一、本田貴子、藤村歩、置鮎龍太郎、水樹奈々
上映時間:59分
鑑賞方法:Blu-ray