【映画の感想】劇場版 空の境界 終章 空の境界

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初めに

劇場作品の8作目で、黒桐幹也の物語に決着がつく作品。1995年3月、黒桐幹也は街で一人の少女と出会った。それから4年後、4年前と同じ場所で両儀式と再会する。雪が降り積もり寒い中の最後の物語

おことわり

空の境界シリーズのネタバレを含む内容になります。

自分が思った感想

1999年3月、黒桐幹也は透徹した不思議な眼差しを持った少女、両儀式と再会する。4年前にあった、少女だった。シキは語り始める「式」と「織」ついて、そして第三の人格であるシキこと「両儀式」、彼女の口からはシキの3人の人格の理由を教えられる。

今まで謎だった2人の人格の「式」と「織」はある程度語られたが、幹也が初めて会った不思議な眼差しを持った少女の正体が明かされる。その他に 「式」と「織」が持っていた殺人衝動の理由、第三の人格はどこから来ているのか?第三の人格のシキはガランドウの中の存在だと語る。

ただそれが本当かどうか?シキは思い描いた新しい世界で古い世界を握り潰し、世界を思うがままに変えられる能力を持っているが意義を見出しておらず、あらゆる結末を知るがゆえに無気力。その今までの出来事を淡々と静かに語っていく。

終章でアクションシーンは一切登場せず、シキと幹也の会話だけの内容になっており、終始静かな展開で進んで行く。

大きなシーン切り替えもなく、話す場所も同じ場所だけど雪が降り積もる演出、明るい暗いとも取れない雰囲気と透徹したシキの儚さ、動きこそ少ないが映像面で魅せる演出は静かな作品ながら退屈させない工夫が盛り込まれている。

幹也の物語に決着がつく作品だけあって、幹也もシキに今まで質問出来なかった事を質問したりと両儀式を深く知る為の回答が多く登場する。ただし、あくまで両儀式についてだけなのでその他の登場人物は名前が出てくる程度で登場する事はない。

最後に一言

上映時間は異例の33分とかなり短いものの、終章と言うだけあって濃密な内容となっている。短い時間でどんな風に魅せるか?アクションシーンも無ければ、登場人物も少ない中でここまで作り上げているのは見事だと思う。ただ第七章全てを見ている必要があるので必然的に見る為の敷居が高くなっている作品でもある。

作品の概要

公開日:2010年12月18日
監督:近藤光
脚本:平松正樹
主な出演:坂本真綾、鈴村健一
上映時間:33分
鑑賞方法:Blu-ray