【映画の感想】記憶屋 あなたを忘れない

感想, 日本映画佐々木蔵之介, 山田涼介, 平川雄一朗, 芳根京子, 記憶屋 あなたを忘れない, 鹿目けい子

初めに

織守きょうやさん原作の小説を実写映画化した作品で、本作中に登場する、都市伝説「記憶屋」を巡る一つのサスペンス作品。ちなみに原作小説ではホラーに分類されている作品になっている。

自分が思った感想

大学生の吉森遼一はパソコンに向かってある事を調べていた。それは「記憶屋」と呼ばれる都市伝説で記憶屋は人の記憶を食べるという伝説があり、過去から消したい記憶を消せることから、一部では記憶屋の目撃情報で盛り上がっていた。

遼一が記憶屋を探すキッカケは、遼一の恋人である澤田杏子が遼一の事を完全に忘れ、赤の他人になっていたこと、恋人として過ごし、プロポーズまでしており、順風満帆だった矢先に起きた出来事、遼一は都市伝説の記憶屋の仕業だと思うようになった。

遼一が通う大学の講義を通じて知り合った、高原智秋に記憶屋の事を話す、最初は茶化されるが、高原は次第に記憶屋に興味を持つようになり、本格的に記憶屋の調査を始めるのだった。

都市伝説とされている記憶屋、調べていくうちに見てくる。戦後まで遡る記憶屋の情報、遼一の過去の記憶を辿った結果で遭遇する。

記憶屋にまつわる伝説、記憶屋の正体、高原の本当の目的、遼一は記憶屋に翻弄されていくのだった。

本作では過去の記憶を巡って、辛い記憶や、思い出したくない過去の出来事など「記憶」をテーマにしたストーリーを展開していくが、伏線とその回収が良く出来ている。

悪く言えば単純と呼ばれるかもしれないが、シンプルでわかりやすく、だけど飽きさせず、グイグイ引っ張っていく展開は見事で退屈しない作品に仕上がっている。

演技面に関しても大物俳優の佐々木蔵之介さんは言うまでも無く良く、佐々木蔵之介さん演じる高原智秋は見事と言っていい、おちゃらけた部分があるが、しかし少し影を持っている人物の演技は全体を通してよく出来ていた。

また、主人公の吉森遼一を演じる山田涼介さんはこの作品で演技力が上達した印象を受け、様々な感情を出さないと行けない難しい配役ながら、最後まで演じきった印象を受けた。

良い作品ではあるが、一部気になる所もあった。

まず、撮影時間が短いのかどうかわからないが、同じ場所が8回程登場する。ストーリーの重要な箇所ではあるのは理解できるが、登場回数が多すぎて気になってしまった。

また、重要人物の一人澤田杏子を演じる、蓮佛美沙子さんだが澤田杏子の年齢設定は23歳なのだが、少々老け顔に見えてしまい、23歳の役を演じるには無理があるのではと思った。

最後に一言

記憶を巡る一つの物語で、記憶は残すべき、消すべきなどの作中で何が正しいかを考えさせられる作品で良く出来ている。

良い作品なのでお勧めできるので是非見てほしい作品。サブタイトルの「あなたを忘れない」この意味を理解した時の感動はなかなかのものだった。

作品の概要

公開日:2020年1月17日
監督:平川雄一朗
脚本:平川雄一朗、鹿目けい子
主な出演:山田涼介、芳根京子、佐々木蔵之介
上映時間:105分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回