【映画の感想】「教誨師」牧師と6人の死刑囚の物語

2020年4月29日感想, 日本映画五頭岳夫, 佐向大, 光石研, 古舘寛治, 大杉漣, 小川登, 教誨師, 烏丸せつこ, 玉置玲央

初めに

2018年10月6日に公開された作品、2018年2月に亡くなられた、大杉漣さん主演・プロデュース作品になっている。

あらすじ(どんな作品? )

半年前から死刑囚の教誨師を務めるプロテスタントの牧師の佐伯(役:大杉漣)は、月に2度拘置所を訪れ、年齢や境遇、性格の異なる一癖も二癖もある6人の死刑囚と面会する。

  • 心を開かない無口な男、鈴木貴裕(役:古舘寛治)
  • おしゃべりな関西の中年女、野口今日子(役:鳥丸せつこ)
  • お人好しのホームレス、進藤正一(役:五頭岳夫)
  • 気のいいヤクザの組長、吉田睦夫(役:光石研)
  • 家族思いで気の弱い父親、小川一(役:小川登)
  • 自己中心的な若者、高宮真司(役:玉置玲央)

佐伯は死刑囚たちに聖書の言葉を伝え、彼らに寄り添い話に耳を傾け、悔い改めることで安らかな最期を迎えられるよう対話を重ねる。

そこには6人色とりどりの反応がある、その中で佐伯は牧師として本当に正しいことをしているのかと絶えず疑問を持ち葛藤する日々を送るのだった。

予告編

この作品のテーマは?

会話劇

本作では、アクションなどと言った映画らしい要素を全て取り払い、牧師と6人の死刑囚との会話だけでストーリーを成立させている。

この会話劇だけで人物の喜怒哀楽を上手く描き、そこから人間の本質を見せ、そしてこれから「死」を迎えるものに「生」を与えると言う、ある意味真逆の事をする。

会話から見える人間性

基本的に牧師の佐伯が多く喋り、その内容を反応として返すものと返さないものと分かれるが、そこから見えてくる6人の人間性が現れてくる。

何故そうなったのか?だけどそこは大きくは語らずに個性のみが引き出されるそんな空気感になっている。

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良かった所と悪かった所を上げていこうと思う