映画レビュー:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編/後編

2019年5月1日劇場アニメ, 感想始まりの物語, 悠木碧, 映画レビュー, 永遠の物語, 魔法少女まどか☆マギカ

初めに

令和元年最初の映画レビューは数年前から書きたいと思っていた作品です。
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/ [後編] 永遠の物語のレビューになります。

予告編より引用

この作品はテレビアニメの総集編となりますが、公開当時は本当に人混みとか凄かったのを覚えています、なんせ深夜アニメにも関わらず社会現象化した作品でしたからね。

作品の概要

公開日:前編 2012年10月6日、後編 2012年10月13日
監督:宮本幸裕
主な代表作:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
脚本:虚淵玄
主な代表作:劇場版 PSYCHO-PASS、劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
主演:悠木碧
   斎藤千和
   水橋かおり
   喜多村英梨
   加藤英美里
   野中藍
主な出演作:悠木碧(君の名は。、劇場版 幼女戦記)
      斎藤千和(続・終物語、劇場版 機動戦士ガンダムOO)
      水橋かおり(劇場版 魔法少女リリカルなのはシリーズ 4作全て)
      喜多村英梨(劇場版 シドニアの騎士)
      加藤英美里 (続・終物語、 劇場版 黒執事 Book of the Atlantic)
      野中藍(甘城ブリリアントパーク)
上映時間:前編 131分、後編 111分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray、ニコニコチャンネル(有料レンタルのみ)

前編、後編の上映期間が短い上に前編と後編の上映期間の間が殆ど無いので
映画館に行くって言う習慣が無い2012年は相当スケジュール調整に苦労した
記憶があります。

ストーリー(前編のみ記載します。)

主人公・鹿目まどかの通う見滝原中学へ、暁美ほむらが転校してくる。
まどかに、保健室へ連れて行って欲しいと頼んだほむらは道すがら、
「あなたは自分の人生が尊いと思う?家族や友人を大切にしてる?」
と問いかける。
大切だと答えるまどかに、
「なら、今の自分とは違う自分になんてなろうと思わないことね」
と言葉を残し、その場を立ち去る。

放課後、親友の美樹さやかと寄り道していたまどかは、「助けて」と呼ぶ謎の声に導かれて迷い込んだビルの一角にて、ネコともウサギとも似た生物・キュゥべえとそれを殺そうとしているほむらに出くわす。戸惑いつつも、傷付いたキュゥべえを助けるが、直後に魔女の結界に迷い込んでしまい「造園の使い魔」に襲われる。

そのピンチを、同じ中学の先輩にもあたる魔法少女の巴マミに助けられ、魔女と魔法少女の戦いの一端を知ることになる。
※Wikipediaより一部引用

良い点

1.新鮮な気持ち

ストーリー自体はテレビシリーズの総集編で同じだが、作画は全編に渡り修正音声は一部を除き撮り直しでテレビシリーズを知っている人でも新鮮な気持ちで見ることが出来る。

作画の中には人物を含めの背景を全てゼロから作り直しとなっているシーンもあるくらいだからだ。

前編 本編より引用

(テレビシリーズは人物が歩いているけど背景が全く動いてないのもあったが劇場版では全て修正が行われている。)

テレビアニメ版 1話より引用

当時のテレビアニメは制作がSDかHDでHDでも720pまでが殆どなのでこのまま上映しても劇場スクリーンでは画質的に耐えられないということもあり作り直しになった経歴がある。
(2012年当時で既にフルHDに対応している映画館がそこそこあったので)

2.映画作品のクオリティ

音響面も5.1chにリミックスが行われ、特に劇場スクリーンで立体感のある音響へ変化した。
一部シーンは敢えてそのままにしているが音響面のこだわりは非常に強く同じシーンを聴き比べても違いがはっきり判る。

3.劇場総集編は一気見が出来る

前編と後編で別れているが、テレビシリーズで重要な箇所は全て入っているため、新規で見る場合でも全く問題なく見られる、逆に劇場版が初鑑賞だとテレビシリーズが霞んで見える。
最初に書いている作画修正の規模が非常に多いの比較としてテレビシリーズを見るのもいいかもしれません。

そして可愛らしいイラスト、作品タイトルに反して重いテーマを持っていたりとダークテイストが良くグイグイ引っ張って行く、テレビシリーズと違い前編と後編の終わり以外はノンストップになるのでいいところで終わるってのが無い。

4.余韻は絶望的に?

これは前編のみだがエンドロールに入る際の絶望感に近い余韻は演出も含めよく出来ている。
入り方自体はテレビシリーズと全く同じだが最初からノンストップで続いてのエンドロールなので与える絶望感が大きい、見ている側を引き込むのがとても上手いと感じた。

悪い点

1.後編は少し退屈かも

これは後編が主になるが、前編は1話~8話で作品の重要部分のみをピックアップして編集しているが後編はほぼカットなしで作画は全編修正なので作画は新鮮なのだが、ストーリー構成は同じ、一部シーンの音声はテレビシリーズから流用とテレビシリーズを知っている人ほど、新鮮味が無い状態になる。

(自分は前編を見終わったあと、予習で後編にあたる9話~12話を見直して少々後悔したくらいだ・・・)

2.これで抑え気味

ダークテイストな作風だけど、一部グロテスク要素も含まれるので耐性が無いと結構キツイ
(一応テレビシリーズ作品がベースなので大分抑えている方)
テレビシリーズと同じシーンでも作画でダメージを受けているシーンに変更になったり痛ましいシーンが増えている。

最後に

一大ムーブメントを起こした作品で、それだけあって知名度は抜群に高いゲーム化や外伝作品のスマホアプリ、パチスロ化などタイトルは知っていてアニメ自体を見たことが無い人がいるのも珍しくない。
前編、後編と別れているものの、これだけで基本の大筋は回収出来るし
これをみれば続編の新編を問題なく見ることが出来る。

余談

1.作品を全く知らない人が・・・

魔法少女まどか☆マギカは可愛らしい絵柄でいいです!

でもそれに反しては良い点で書いているが可愛らしい絵柄につられて、なんの情報も入れず見に行って重いストーリー構成が駄目で、途中退場してしまう方がいらっしゃったそうよ

見た目とギャップが激しいからな・・・親子連れで来たら結構キツイぞ

前編でもそういったシーンがいくつかあるので致し方ないかなぁ

2.元々は社会現象化した作品

そう言えば、何でここまで人気が出たんだっけ?

劇場版からそれますが、本作のテレビアニメが社会現象化になったのは2011年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震の影響で放送延期がキッカケと言われているわ

自分の地域は延期でした!

この時、地方では3月11日の深夜の10話の放送済み、関東は3月12日深夜に10話の放送予定だったのよ

微妙なタイミングだな・・・

赤坂先生!

そこ!話の腰を折らない!

でも本当に凄いタイミングですよね、結局見れなかったから

核心に迫るシーン間近での放送延期と災害の影響でそれを模すシーンがあったのよ、修正の為にさらなる放送延期が拍車をかけてラストの展開を待たされ期待されと話題をかっさらい、大人気作品まで上り詰めた経歴があるわ

延期が原因でニコニコチャンネルの有料会員を辞めた人が出たって聞きました。

2011年4月21日の読売新聞(関東版)に「魔法少女まどか☆マギカ 完結編本日放送」の全面広告が掲載され小規模と呼ばれた深夜アニメでは起きない現象が起きたわ

それ、見たことがある

全然しらなかったです

関東では27時から(厳密に言うと22日深夜3時)10話~12話連続放送で、リアルタイムで鑑賞するために仕事を休んだって話も飛び交ったので影響力が大きいわ

放送日すら把握してなかったです、はい

3.アニメは原作あり作品ばかりではない

そう言えば、アニメオリジナル作品って珍しいなぁ

本作は原作を持たないアニメオリジナル作品で元々はテレビ東京とアニプレックスの共同プロジェクト「アニメノチカラ」枠で4作目としていたがアニメノチカラの前3作全てが失敗に終わった為、消える予定だった作品だったと聞いているわ

だけど、若干憶測が含まれているわ

ソ・ラ・ノ・ヲ・トなら知ってるけど、それ以降は話題にすら聞かなかったです。