【映画の感想】マスカレード・ホテル

感想, 日本映画マスカレード・ホテル, 小日向文世, 岡田道尚, 木村拓哉, 梶原善, 泉澤祐希, 鈴木雅之, 長澤まさみ

初めに

東野圭吾さん原作の同名小説を映画化した作品、主演は木村拓哉さん、長澤まさみさんの2名となっており、お互いに全く違った役割にも注目していただきたい作品。

自分が思った感想

ホテル・コルテシア東京

東京にある、とある高級ホテル”ホテル・コルテシア東京”ホテル・コルテシアでは日々”お客様”への対応に追われながらも華麗にそして優雅に高級ホテルとしての威厳を保ちつつ、業務をこなしていた。

そんなホテル・コルテシアのフロントクラーク・山岸尚美はあるお客様のクレーム対応を行っていた。

そのお客様が言うには部屋がタバコくさいと、しかしホテル・コルテシアは敷地内は全面禁煙の為、本来その様なことは無い。

だが尚美は機転利かせ、上級の別の部屋を用意することでクレーム対応を無事に終わらせ、いつもの業務に戻っていくのだった。

最初に与える印象としてホテル・コルテシア東京が高級ホテルでホテルの見た目、内装、スタッフの対応も一級レベルと文句のつけようが無い所をアピールしている、作中の音楽も相まってか華麗という印象を第一に受けるのは見事だと感じる。

警視庁

東京都内で3件の予告殺人事件が起きた、3つの殺人事件の関連性は不明で3人の接点は特に無かったが、犯行現場に暗号が書かれたカードが置かれており、その暗号は犯行が次に起きる場所を示していた。

3件目の殺人事件が起きた際にも暗号のカードが置かれ、次の犯行現場と思われる場所は高級ホテル”ホテル・コルテシア東京”だった。警視庁はホテルの中に対策本部を作りホテル・コルテシアの協力で捜査員はホテルのスタッフとして紛れる事になった。

その中でフロントを担当する、警部補・新田浩介は髪もボサボサで身なりはだらしないと良い所がない。果たして新田に高級ホテルのフロントは務まるのだろうか?

ホテルの華麗さとは真逆に荒々しい警視庁の人物達と、見事に真逆を見せている所は面白いと思った。特に新田の身なりはある意味でインパクトを受ける。

新田浩介と山岸尚美

尚美は新田の教育係を任される事になるが、まず尚美は身なり、言葉遣いに問題があると新田に指摘するが、新田は不貞腐れるだけだった。

しかし新田もフロントに立つ関係上身なりを整えざるえなくなり、散髪を行いスッキリとした髪型、パリッと決まったスーツで見た目は高級ホテルに務めるフロントスタッフに見える。

新田も最初はお客様に横暴な態度を取ったりするものの、警部補なられではの機転を利かせた行動を取ったりと中々面白い行動をとったりする。しかし、新田と尚美はある意味水と油でお互いに噛み合う事が最初は無かった。

  • 新田浩介は警部補(刑事)で基本的に人を疑う事が仕事になっている。
  • 山岸尚美はホテルマンであり、お客様を信じる事が仕事になっている。

そういった意味で役割も完全に異なるし、メリハリも効いているので立場の違いによる、行動の違いも作中キチンと感じることが出来る。

お客様

新田はホテルマンとしての仕事を徐々にこなして行くようになるが、そのお客様も様々で

  • 実は財界の人間で、密会をする為にホテルに来る。
  • 不倫の現場を押さえる為に、嘘をついて宿泊する。
  • 何故か新田をターゲットにしたクレーマー

殺人事件とは少々かけ離れるが、それでも新田はホテルマンとしての仕事をこなして行った。そこには新田の前の相棒の能勢が新田の代わりに独自に事件の捜査を単独で行い新田に情報流すなど、事件の面も含め、忙しい日々を送っていた。

そして事件とホテル業務、事件なのか?業務なのか?新田はどちらの対応にも追われていくのだった。尚美は徐々に事件の真相を新田を通じて知ることになる。犯人は何故、次の犯行現場をホテルにしたのか?意外な形で事件が表面に現れるのだった。

本作では、1つの事件としてしっかりと完結し綺麗に締めると言う一つの作品として中々締まりの良い作品だが、幾つか納得が行かない点も見受けられた。

  • お客様の応対シーンが結構多いが、必要かと言われると少々疑問に感じる。(意味はキチンとあるが伝わりにくい)
  • 一部事件のシーンの扱いが雑になっており、違和感を感じる。
  • 犯人の動機は正直?ってなった

多分、犯人はわかりやすいと思うけど、動機は聞いていて”そうですか・・・”としか言えなかった、インパクトが無さすぎて萎えてしまったのもあった。

最後に一言

華麗で優雅な演出が上手く作られているし、全体的な締めも悪くないので、オススメ出来る1本なのだが、若干ツメが甘い所があるのでそこだけ除けば良いと思った。

作品の概要

公開日:2019年1月18日
監督:鈴木雅之
脚本:岡田道尚
主な出演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希

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上映時間:133分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:1回