【映画の感想】ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

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初めに

一番最初に上映された劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲をフルCGを使ってのリメイク作品、基本的な設定は当時のままと言う(テレビアニメ66話以降)、一番最初に見たファンを意識している作りにもなってので、初めて見る人、久しぶりに見る人に向けて作られている作品。

自分が思った感想

幻のポケモン・ミュウの体の一部の化石を元に、研究者によって作られた最強のポケモン「ミュウツー」しかし、彼は自分が誕生した理由に疑問を感じていた。そしてミュウツーは研究者にこう言い放つ「誰が生んでくれと頼んだ?」とそれと同時に力を解放し研究所を崩壊させる。

研究所が崩壊して後にロケット団から勧誘を受け、力の暴走を押さえる為、ミュウツーに制御アーマーを取り付ける。「アーマードミュウツー」となり、ロケット団とともに過ごすが、その不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。

やがてミュウツーは自分に力の制御を行う為のアーマーをつけたロケット団を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。

最初の部分がかなり作り込まれていて、ミュウツーが目を覚ます~反逆までの課程がCGでとても丁寧に作られているだけで無く、ミュウツーの力と威圧感のインパクトは絶大で、演出も含めて恐怖感を上手く演出している。

ここで評価したいのは初代ポケットモンスターの設定を一切崩さずに作っている事だろう、余計な改変が無いので当時の作品を知る人はすんなり入る事が出来る。

そして、サトシ達の場面に移る。冒険の途中でお腹を空かせたサトシは、ここでお昼を食べたいと言う、それに応じるタケシ達のシーンだが、CGになってるとは言え、このシーンは当時のままとなっていて、その時に現れた外人風のポケモントレーナーの外見が少々違う以外は当時シーンを可能な限り再現している。

ただし、一部シーンは省いているがデザイン等は大幅に進化しており、特に波止場の波のシーン等はCGならではの演出もよく出来ている。(特に水の表現)大きな変更点はロケット団が乗ってくる船が進化している所だが人力で動くのは変わりない。

ミュウツーが住んでいるポケモン城はダークな雰囲気が増しているが、それでも当時の状態と演出を再現してるから驚かされる。オリジナルと異なり終盤まで暗めの雰囲気が続く、光が照らされているシーンですら暗めに調整している。20年前の作品なので基本的に簡素だった印象を受けるがCGを駆使しているので演出は大きく派手になっている。

ポケモンバトルは演出が同じシーンがあったとしても、エフェクト等が変わっており印象が大きく変わっており、見応え抜群になっている。中にはCGだけど旧作のシーンをほぼ同じに再現しているシーンすらあるのでこだわりが半端ない。ただ旧作で坂か階段かがわかりづらいシーンは階段へ変更されている。

その他ではメカニックなシーンはCG演出が良く活かされており、コピーポケモンが作られるシーンはCGの方が断然良くできてる。

その他では一部声優さんが変更されている。目立って変更されているのは、本作に出てくるゲストのポケモントレーナー3人程度でベテラン声優さん(1人だけ俳優さん)から現在人気の声優さんに変わってるだけなので全然違和感がない。
(研究員とか名前の無いモブは一部変更されている程度となっている。

  • ウミオ:高木渉さん → 吉野裕行さん
  • ソラオ:古谷徹さん → 神谷浩史さん
  • スイート:佐藤藍子さん → 佐倉綾音さん

ただ難点を上げるとすれば、コミカルなシーンがサトシ達が最初に出てきたシーン程度でそれ以外は全てシリアスなシーンになっているので、常に緊張感のあるシーンが続くのでここは好みが分かれるかもしれない。

最後に一言

初代ポケットモンスターの設定を生かしつつ、フルCGで再現されたミュウツーの逆襲、初めて人には新鮮に、そして当時の作品を知っている人は懐かしく、とリメイクとしても1本の作品としても良く出来ているので鑑賞してほしい作品の一つである。

作品の概要

公開日:2019年7月12日
監督:湯山邦彦、榊原幹典
脚本:首藤剛志
主な出演:松本梨香、大谷育江、うえだゆうじ、飯塚雅弓、市村正親、山寺宏一
上映時間:98分
鑑賞方法:映画館
映画館で見た回数:1回