【映画の感想】アウトレイジ 最終章

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初めに

アウトレイジシリーズの3作目で完結編となっている。しかし前作からビヨンドから時間が空いている事もあり、初見でも見られるように配慮もされている。

自分が思った感想

韓国のある釣り場で、元暴力団の大友は日韓フィクサーの会長計らいもあり、日本から出国を後、のんびり釣りを楽しんでいた。

そんな大友は韓国では歓楽街でフィクサーが管理している店の用心棒を務めていた。

ある日大友の元に、日本から来た客がトラブルを起こしていると言う連絡が入る。その男は関西最大の暴力団の花菱会の属している花田組の若頭の花田で、花菱の会合を無視して韓国の風俗に遊びに来ていた。

しかしその花田は風俗店が要望に応えなかった事に腹を立て、組の部下を使い、女性達を脅し、傷物にしていた。トラブルの現場に到着した大友はその花田の行動に激怒し、花田はその剣幕に驚き、謝礼金を払うと提案する。

その額は200万で大友はウォンじゃないだろうな?と花田に迫るが円で支払う事を約束する。そして部下に払わせる事を約束すると大友は去って行くが、金に汚い花田はそれを踏み倒そうと考える。

後日、約束の金を取りに来た、フィクサーのグループのドライバーを花田の手下が捕らえ拷問を行い、アイスピックで殺害する。それを知った大友へ激怒する。

ちなみにいち早く日本に戻っていた花田は日韓フィクサーの張大成(チャン・テソン)の元に訪れ、今回の後始末の謝礼金として3000万円を用意するが、腹心の李は謝礼金を頑なに受け取らず

更には謝罪の席で、相手は日本語は分からないだろうと思い、愚痴や悪口をその場で言うが、日本語と韓国語が得意でその場にいた張は激怒し、更に3000万円を増やし突き返すのだった。

手元の金額が倍の6000万円に増えた花田は対処法がわからず、途方にくれるのだった。

本作はシリーズを通してヤクザの抗争を描いているが、本作では日本と韓国を行き来し、国内外の構想となっており規模が大きい。

その他だと花菱会内部の抗争も密かに行われており、花菱会の新会長の野村は証券マン上がりで金になることなら汚い事だろうと容認していた。

そんな、野村は入れ墨もなければ部屋住みもしたことがないと言う、ヤクザと言われると微妙な所があり花菱会の若頭の西野と会長の野村との折り合いはかなり悪い。

若頭補佐の中田を利用して、西野を消そうと動いたりと花菱会の内部も邪魔者を処分しようと動きを加速化させていく。更には韓国から帰国をした、大友も加わり、花菱会の内部にねじれが生じる様になる。

面白いのは今回のヤクザの抗争には、韓国が絡んでいる事もあり、警察も介入の方法を間違えると国際問題に発展しかねない、ヤクザ側の圧力で手を一切出さず蚊帳の外になっている。

強いて言うなら大友が日本の帰国の情報だけはいち早く掴んでおり、大友を逮捕して優位に立とうとするが、それすら筒ぬけで先手を取られると言う、警察関係者は全くいい所がない。

シリーズとして初見で見られる様に作られていて、過去の事を殆ど出さず単体の作品として見られる様に配慮されているが、しかし尺の関係上説明をソコソコ省いているのでわかりづらさもあった。

それにシリーズでは、基本的に相手を殺す事が当たり前であり一部の人物はただ銃で撃たれるとかでは無く、中々酷い殺されたかをする(R15+なので容赦がない)そういった意味では人を大きく選ぶ作品になっている。

もう一つ加えると出演者の方々が高齢と言う事もあり、ビートたけしさんを筆頭に滑舌が悪く聞き取りづらい部分があり、字幕付きで見たほうがいいなと感じてしまった。

最後に一言

シリーズ最終作ながら、初めて見る人にも配慮されているのが、説明不足が足を引っ張っている所があり、惜しい作品になっている。しかし北野監督の作風を一身に感じられる作品なので気になる方は手を出すのも悪くない。

作品の概要

公開日:2017年10月7日
監督:北野武
脚本:北野武
主な出演:ビートたけし、西田敏行、ピエール瀧、大杉漣

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上映時間:104分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:1回