【映画の感想】グリーンブック

2020年3月5日外国映画, 感想グリーンブック, ニック・ヴァレロンガ, ピーター・ファレリー, ブライアン・ヘインズ・カリー, マハーシャラ・アリ, ヴィゴ・モーテンセン

初めに

少々荒っぽい白人男性と紳士な黒人男性の2人が車で各地を回るコメディ映画、実際にあった内容を元に映画化を行なっている。

自分が思った感想

舞台は1962年のアメリカ。ジム・クロウ法(黒人の迫害)がまだある中、トニー・“リップ”・ヴァレロンガはニューヨーク市のナイトクラブで用心棒をしていた。

トニー自体は用心棒として優秀だったが、しかし荒々しい性格が原因で用心棒の仕事以上の事をしてしまう。

しかし、ある日、ナイトクラブは改装工事の為、一時閉鎖してしまう。

仕事を探すトニーだったが、アメリカ中西部、ディープサウスを回る8週間のコンサートツアーの運転手を探していると言う仕事の依頼が来るのだった。

その人物はアフリカ系アメリカ人のクラシック系ピアニスト、ドン・シャーリーとの面接を紹介される。

ドンは、トニーの肉体的な強さや、物怖じしない性格を見込んで彼を雇うことにした。

ちなみに最初はトニーは断るのだが、トニーの妻とドンの電話でのやり取りで仕事を了承するのだった。

しかし、全くウマが合わない2人の男性のディープサウスを回る旅が始まるのだった。

本作は車で移動していく過程が多く描かれているが、これがかなりよく出来ている。

トニーは気が荒く紳士的はなく、ドンは紳士的で誠実な人物と落差が激しい、トニーは最初黒人であるドンを嫌うが、時間が経つにつれお互いのウマが合う様になってく部分は面白かった。

トニーは妻から手紙を書いてとお願いされトニーは手紙を書くが文脈が大分おかしかったのだが、ドンが文脈や書き方を教えて文脈が上達していったりと変化を感じられる。

トニーの変化は道徳的な部分にもあり、ポイ捨てをドンに言われて止める様になったりと人間な部分でも成長していく。

ドンはフライドチキンを食べた事がなく、まして素手でチキンをかぶりつくという事をしなかった、初めて食べてみて「脂っこいけど美味しい」と感じたり

トニーの勧めで自分の知らないものを知ったり、トニーとドンの音楽の価値観の違いを言い合ったりと、堅苦しいドンも次第に角が取れていく。

二人の関係がドンドン良くなり、特にトニーはドンが屈辱的な事を言われると、ドンの代わりに怒ったりとトニーのドンや黒人に対する偏見が無くなり、トニーも角が取れる。

人物描写がとにかくよく出来ており、見ていて楽しかった。関係が良くなっていくと同時に二人の笑顔が増える。

そんな細かい所も大きな魅力だった。

ただ、黒人偏見に関してはドストレートで表現され、しかもその回数が多いのでこの部分が苦手な人は注意が必要だと思った。

最後に一言

魅力的な2人が織りなす、車で移動の旅、最初と最後で大きく印象が変わる作品で本当にいい作品であると断言したい。

作品の概要

原題:Green Book
日本公開日:2019年3月1日
監督:ピーター・ファレリー
脚本:ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・ヘインズ・カリー、ピーター・ファレリー
主な出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ
上映時間:130分
鑑賞方法:Blu-ray