【映画の感想】「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」舞台は日本ではなく中東、シリーズ初の海外が舞台

2019年4月14日劇場アニメ, 感想PSYCHO-PASS, サイコパス, 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス, 塩谷直義, 深見真, 神谷浩史, 花澤香菜, 虚淵玄, 関智一

良かった所はなに?

作画の細かさ

元々、シリーズを通して美麗な作画で特に背景に関しては細部まで作り込まれており、首都・シャンバラフロートは日本を舞台にしている時はひと味違う印象を受ける。

シビュラシステムの影響を受けて近代化しているものの中東アジアの雰囲気はしっかりと残っており、一部の箇所では自然を多く取り入れたりと雰囲気作りは中々よく出来る。

中東ならではのゲリラ戦

本作では、中東ということもありゲリラ戦が多く取り入れられているのだが、最新ハイテク兵器と歩兵戦と言った兵力差がかなりある戦いが繰り広げられる。

ハイテク兵器に為す術もないシーンもあれば、ハイテク兵器は全て電子制御であること逆手に取った戦略など(敵が目視ではなくカメラ越しに敵を確認している)、見ていて面白いシーンが結構多かった。

パワードスーツらしき兵器も登場して、ゲリラ側を圧倒したりと戦闘の部分は洗礼された作りになっており、よく出来ると言って良い。

悪かった所はなに?

ストーリーはそこまで良くはない

テレビアニメに比べると、本来の公安局一係の役割である「捜査」の部分はかなり少なくなっており、基本的にはゲリラ戦など戦いやアクションを重視した作りになっており、ストーリーに関しては正直、おざなりな印象を受ける。

元々PSYCHO-PASSは近未来だけど、刑事ドラマみたいな泥臭い捜査を重視しており、劇場版ではそれが少ない為、テレビアニメとは違う印象を受ける。

言う慣れば、ストーリーに緻密さが無い。

ネイティブ英語

本作では英語で喋るシーンがそこそこ設けられているが、英語で喋る部分は全てその役を演じている声優さんが喋っており、英語の発音が日本人独特の喋り方になっているので聞き取りやすいが、違和感しか無い英語になってしまっている。

作品によっては声質の近い海外の声優さんを起用したりするが本作にはそれがない、作中リアルタイムに翻訳出来る翻訳機が登場しているので「最初からずっとそれを使えばいいじゃん」ってなる。

霜月美佳

PSYCHO-PASS2では視聴者から全力で嫌われるように作られたキャラクターだが、劇場版では、ただの嫌なキャラクターとして作られており、特に明確な理由付けも無く、嫌われキャラの役割を与えられているので、言動と行動は胸くそ悪い印象しか残らなかった。

その後の扱い

劇場版での役割が不評だったらしく続編のPSYCHO-PASS SS Case1とPSYCHO-PASS3では大きくキャラの印象が変わるように作り変えられている。

最後に一言

テレビアニメの続編なので基本的に敷居は高い、その為、シリーズを初めて見る人には進めづらい側面はある。

だが、シリーズを追っていてPSYCHO-PASS2その先を見たいって人には悪くない作品ではあるので、SSや3を見る際に本作鑑賞必須なので見ておくと良いだろう

作品の概要

公開日 2015年1月9日  
監督 塩谷直義  
脚本 虚淵玄  
深見真  
主な声の出演 花澤香菜  
関智一  
神谷浩史  
上映時間 113分  
鑑賞方法 映画館、Blu-ray  
映画館での鑑賞回数 1回