【映画の感想】らせん

感想, 日本映画らせん, 中谷美紀, 伴大介, 佐伯日菜子, 佐藤浩市, 飯田譲治

初めに

ホラー映画のリングの続編作品(実際は同時上映だったが)でリングと違った視点で呪いが展開される。テーマは「呪いを科学にする。」になっている。

自分が思った感想

東京都監察医の安藤満男は以前我が子を死なせた自責に苛まれる日々を送っていた。解剖に使うメスを手首に当てたりと自らを傷づけようとするが、いつも未遂で終わるのだった。

ある日、安藤の友人で変死をしている高山竜司の解剖を担当する事になった。解剖を続け、内蔵を全部取り出した後、高山の死体が起き上がり、安藤向け一言言うのだった、お前は自殺出来ないのに綺麗にバラすんだな?っと

安藤は驚くがそれは安藤だけが見ていた幻覚に近い物だった。そして解剖が終わり、取り出した胃の中に紙片が入っていた。その紙片には暗号と思わしき数列が書かれていたが内容は不明だった。

だが、安藤はその紙片に不信感を感じるのだった。更には監察医務院にやってきた高山の元助手の女性・高野舞から、高山は記者の浅川という男と共に「見ると死ぬ呪いのビデオ」に関して調査をしていた事を知るのだった。

浅川も調査が原因かは定かではないが妻子を失い、自らも廃人同様になっていた。更には浅川が使っていたとされる手帳を入手し、仲間である宮下と共に調査に乗り出すのだった。

しかし調査を進めていく内に、呪いのビデオと科学との奇妙な繋がりが見えてくる。安藤の周りにいる人物も呪いのビデオを軸に狂いだしていく

本作はリングに比べるかなり毛色が異なる作品で、ホラーで怖がらせると言う演出は抑えられ、謎解きやサスペンス要素をが強くなった。

その為、リングの続編ではあるがジャンルが異なる作品となっており、ホラーは苦手だけどサスペンスが好きって人には向く作品になっている。

見ていて感じたのは、リングの知識はあまり無くても良い作りになっているので続編ながら単体でも楽しめる作品になっているのは素直に評価したい。

リングの登場人物に関しては高山以外はあまり語られる事がない、しかしリングのメイン人物の高山に関してだけは細かく説明が行われている為、本当にリングを知らなくても問題なかった。

ただし、欠点も見られる、説明不足と感じるシーンが多々あり、今回科学現象として扱われるが、一部科学とは程遠いシーンが見られ、その説明が有耶無耶に近い感じになり、スッキリしない印象を受ける。

後は、解剖シーンがあり、臓器を取り除かれた状態の人が起き上がるシーンは結構ショッキングな印象を受ける、でもホラー扱いでは無いので一部不自然に感じたりもする。(幻覚なのでそれで片付ければいい話ではあるが、幻覚=科学的は話ではなくなる)

後、元々はリング、らせん、ループの3部作となっており、ループ自体映画化されていないのでモヤモヤした感じもある。全体的な未完という意味で(ループ自体映画化の予定がなく、パラレルワールドのリング2に話が流れるが)

最後に一言

本作はざっと見る限り、評価がしにくい作品だと思った。いい所はあるけど、手放しにお勧め!って言える作品ではない所が残念な所かな

作品の概要

公開日:1998年1月31日
監督:飯田譲治
脚本:飯田譲治
主な出演:佐藤浩市、中谷美紀、佐伯日菜子、伴大介
上映時間:97分
鑑賞方法:Blu-ray