【映画の感想】「レザボア・ドックス ​」クエンティン・タランティーノ監督初作品、彼の作風はここで既に確率していた。

2019年5月10日外国映画, 感想クエンティン・タランティーノ, レザボア・ドッグス, 映画レビュー

良かった所はなに?

完成度の高い台詞回し

相変わらず良い台詞回し、聞いていて気持ちいいしテンポも非常に良い、その上で各登場人物の個性を引き出し、悪者の中で裏切り者は誰だか?の論議が始まる。

論議に関してもかなり汚い言葉が飛び交うがそれも魅力の一つになっている。

宝石強盗が始まる前の6人の会話も中々面白い、その中で歌手マドンナの代表曲の「ライク・ア・ヴァージン」を解説するシーンはある意味爆笑ものだと言える。

血の毛の多い演出

容赦の無い残酷表現、これもタランティーノ監督の作風で初期段階で完成している。

銃で撃たれてから血塗れの状態で車に乗り白いシートが血で汚れる演出も雰囲気が出ている、見た目でしっかりと訴える事が出来ているので演出的に人は選ぶのだがそれを差し引いてもよく出来ている。

際どい腹の探りあい

短い上映時間ながら、暗号を持つ5人の腹の探り合いの抗争を上手くまとめている、各人物毎に話を振り分けているので話が追いやすい。

作品としては言い合いが始める → 回想が繰り返される感じになる。

低予算と思わせない巧みな演出

本作では、作品のキーとなる宝石強盗を行うシーンは原則としてない、それは予算の都合でカットされているが、最初から警察に宝石強盗を行う事を知られているため、失敗に終わるって事でシーンを入れていない部分は上手い。

6人の粗探しは一つの大きな倉庫みたいな建物で行われるため、そのシーンにも違和感が無い、それに血の気の多いシーンをここまで低予算で作ったのはお見事と言える。

悪かった所はなに?

人物の扱い方

登場人物は警察関係を含めて10人と多い、しかし語られる話は多くない。しかも語られる部分が断片的になっているので掴みづらい部分も見受けられた。

特に警察関係の人物の話は後半に少し出てくる程度でもう少し掘り下げて欲しかった。警察側の人物も結構濃い目で面白そうなのにって感じてしまった。

オブラートに包みましょう

汚いセリフが多いのはわかるが、中にはホモネタを含んだりと通常の汚いセリフよりもタチが悪い、序盤のレストランのシーンは下ネタのオンパレードと言っていいくらい多い(同時にネタも凄く多いが)

最後に

タランティーノ監督の個性があふれる作品で、初監督とは思えない位しっかりと作られている、尺が短く一部語られないシーンがあるもののタランティーノ監督が好きな人にはおすすめできる作品だと思う、グロ耐性が無いとキツイけど。

作品の概要

原題 Reservoir Dogs
日本公開日 1993年4月24日  
監督・脚本 クエンティン・タランティーノ  
主な出演 ハーヴェイ・カイテル  
ティム・ロス  
マイケル・マドセン  
クリス・ペン  
スティーヴ・ブシェミ  
ローレンス・ティアニー  
クエンティン・タランティーノ  
上映時間 100分  
鑑賞方法 Blu-ray  

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個人的な余談です。