【映画の感想】超高速!参勤交代 リターンズ

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初めに

超高速!参勤交代の続編で、文字通りリターンズと入っているので江戸から湯長谷(ゆながわ)まで帰る過程を描いた作品、前作では明かされなかった事も判明していく。

自分が思った感想

始まりは、江戸からで前作で起きた事件も無事に解決はしたものの、参勤交代の帰り部分にあたる交代の部分の費用を用意しておらず、湯長谷(福島県いわき市)まで走って帰る事となった。

前作で事件を起こした松平信祝は蟄居(ちっきょ、今で言う自宅謹慎)となっていた。蟄居となっていた信祝は叔父の松平輝貞は信祝の事件の件の反省を受け、蟄居を解くこととした。

別のところで湯長谷では民達が、殿様である。内藤政醇の帰りを畑をいつものように耕しながら、待っていたそんな時、村では一揆(いっき、反乱とも言う)が起きる、耕していた畑は壊され、収穫したお米は一揆を起こした人間より全て略奪されてしました。

更に別のところでは政醇を率いる家臣達は、牛久宿で政醇の嫁のお咲と祝言の前祝いを行っていた、その時家臣達は飲めや食えやのどんちゃん騒ぎをしていた。

家臣達は貧乏で金が無いはずだが、自分たちの能力を使い、金を稼ぎお咲を側室に迎え入れるため見受け金を稼いだ。そんな中、お咲は自分が見受けの身なのに側室になる事に戸惑いを感じていた。(所謂マリッジブルーに近い)

お咲を政醇の隣に座らせ、祝言の前祝いを行おうとした時、江戸家老の瀬川が慌てて政醇の元に向かい、湯長谷で一揆が起きたことを伝える。

そして、2日程で目付が湯長谷まで到着するまでに一揆の裁きをつけて置かないと湯長谷藩は取り潰しになる。政醇達は前作で5日と言うとても無茶な参勤を終えたがそれを超える交代を行う事になった。

家老が出した提案も中々ぶっ飛んでいて

  • 前作では身を軽くするため、玩具の刀を持ち歩いたがそれも無し
  • 基本的に寝ずに走り続ける、足は壊れるが藩が取り潰しになるよりマシ
  • 荷物は一切持ち歩かない
  • 大名行列は人数はカカシでごまかす

はっきり言って無茶も良いところで、大名行列をカカシで誤魔化す際は、猿の菊千代を宿場の見張りに放ち混乱させたりの助平な絵を渡し気を反らすなど苦肉の策で切り抜ける。(助平な絵は実は相撲の絵だけどその様に見える様に渡したりと巧妙だった。)

しかし、江戸では徳川吉宗の側用人が暗殺される、その背後では尾張柳生の者たちが信祝と共に動き出していた。

今作では前作と異なり、コメディチックな要素が減り、シリアス寄りのストーリー展開になっている。特に前作では参勤に参加していた秋山が江戸に残り別行動を行うなど、様々な人物が交差する展開となっている。

前作では無かった政醇が悩み苦悩するシーンがあり、悩む政醇を支えるお咲もいい感じになっている。(前作では政醇がお咲を助けているが、構図としてはその真逆になる)

そういった意味で前作には無かった要素を沢山取り入れ、続編作品でありがちなマンネリ化を上手く防いでいる。チャンバラ劇も出来るだけ前作と被らない様に配慮されていたり、前作をよく知っている人にも配慮がなされている。

前作と引き続きとなっているのは信祝の政醇の恨みは変わっていないが卑怯さは全てに置いて前作より上(今度は本気で行くと豪語する)

ただ難点があるとするなら、交代の部分の日数は2日としているがやや不自然なシーンが見られる。これは前作では夜のシーンがあったが今作ではそれが無いので不自然に見えてしまう。

最後に一言

超高速!シリーズの完結編で湯長谷の参勤交代にケリが付く作品で前作同様に本作も良く出来ており、楽しく鑑賞する事が出来る。是非前作も合わせ湯長谷の参勤交代の軌跡を見届けて欲しい所である。

作品の概要

公開日:2016年9月10日
監督:本木克英
脚本:土橋章宏
主な出演:佐々木蔵之介、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、西村雅彦

西村雅彦(西村まさ彦)さん前作と今作以外に関連する当ブログで扱いのある記事

上映時間:119分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:1回