【映画の感想】超高速!参勤交代

2019年9月11日感想, 日本映画伊原剛志, 佐々木蔵之介, 土橋章宏, 寺脇康文, 本木克英, 知念侑李, 西村雅彦, 超高速!参勤交代

初めに

実際あった藩の江戸までの参勤交代の様子をコメディチック描いた、時代劇映画。貧乏小藩が参勤交代お勤め終わったと思ったら、また江戸へ参勤交代に出るというドタバタ劇になっている。

自分が思った感想

西暦で言うと、1735年陸奥国磐城(現在で言うと福島県いわき市に位置する)の小藩・湯長谷(ゆながわ)藩の藩主・内藤政醇は、1年間の江戸での勤めを終えて湯長谷に帰国した。

城に戻った内藤は、藩の仕事をすることを少し怠けていた、政醇は明日やると言って家老の相馬は昨日もそう言っていたと政醇をどやされていた。

そんな参勤交代を終えてからまだ間もないある日、江戸屋敷に居るはずの江戸家老・瀬川が、江戸幕府老中・松平信祝の命令を携えて内藤の前に現れる。

その命令とは、帰国を果たしたばかりの政醇に対し、湯長谷藩が所有する金山の調査結果に疑義があるため、事情説明のために5日のうちに再び参勤せよというもの。

無理難題をふっかけて湯長谷藩を取り潰し、金山を手に入れようとする信祝の謀略だったのだ。

しかし湯長谷には再度参勤を行うだけの費用・人・時間も無く、城の家臣達からは、幕府に直訴するや、賄賂を送って見逃してもらうなどの意見が出るが、政醇は敢えて参勤交代を行う事を決める。

今作は、本来江戸まで最短で10日近くかかるであろう道のりをどの様に短縮して行くかが焦点になっており、早く移動する為なら、武士の刀も鉄の入っていない玩具を携え少しでも身を軽くすると言う苦肉の作を講じて進んで行くことになる。

そして、重要な箇所で大名行列(しかも大名行列は日雇い人間で行う)を行いそれ。以外は強引に山を超えショートカットを行う事を決めるが、藩の人間は山に関してはド素人だった。

出発の前に、信祝が送った刺客が藩を襲おうとするが、一匹狼の忍び・雲隠段蔵が現れ襲われるのは免れその時、山道の案内人として雇って欲しいと政醇に願い出る。家臣達は怪しむがお人好しの内藤は快く承諾する。

段蔵は見るからに怪しいのだが、他の忍びとつながっており、礼金を貰ったら他の忍びに引き渡す予定だった。そして政醇を含む藩の人間は山を超え、政醇は段蔵に礼金と家宝の短刀を褒美で渡し去っていった。

政醇は事前に手配をされていた、宿で他の飯盛り女と揉めて折檻を受けていたお咲を見つけ、自分の部屋に呼び介抱する。

金のため親に売られたと話すお咲に対し、政醇は厳しい乳母に育てられた自身の境遇を重ね、心を通わせていく。(政醇は厳しい乳母に何度も折檻を受けたトラウマで閉所恐怖症を持っていた。)

江戸までまだまだあり、そんな中、政醇は宿を出る際、お咲を馬に乗せ連れて行ってしまう。別の所で段蔵は貰った金でたらふく豪遊する、支払いの時、貰った金が古いだった事で藩が無理くり金をかき集めた事を知る。

江戸の方では、信祝が藩が江戸に来られないように妨害工作を企てたりと様々な思惑が交錯する中、政醇は藩の為、民の為に参勤を勤め上げようとしていた。

様々な思惑があるがそれでも、全体的に明るくそして少しバカバカしく描かれているストーリーは中々面白く、思わず笑ってしまう展開が多い。

それに破断してる箇所もほとんど無く全体的にまとまりが良い、一部煮え切らない展開があるものの対して気にならない様にもなっている。

時代劇のお決まりとしてはジャンバラ劇があるが単調にならず、藩の全員が個性豊かな戦い方をするので飽きが来ないのも評価したい。

ただ一つ気になったのは、エンディング曲のLike a flowerは歌詞はいいけど、作品のイメージにそぐわない印象を受ける(歌詞に英文等が入っているので違和感が強い)

最後に一言

時代劇映画としてもい一本の映画としても完成度が高く、楽しく見れる。近年減りつつある時代劇映画の中では特に面白い作品なのでぜひ鑑賞していただきたい。

作品の概要

公開日:2014年6月21日
監督:本木克英
脚本:土橋章宏
主な出演:佐々木蔵之介、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、西村雅彦

村雅彦(西村まさ彦)さん今作と続編以外に関連する当ブログで扱いのある記事

上映時間:119分
鑑賞方法:Blu-ray