【映画の感想】スパイダーマン: スパイダーバース

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初めに

CGアニメで制作されたスパイダーマンで、実写ではピーター・パーカーが主人公していたが、本作ではマイルス・モラレスが主人公になっている。

自分が思った感想

ブルックリンに住む高校生のマイルス・モラレスは、全寮制の高校に通っていた、マイルスの家にはルールがあり週末の帰宅日に家に帰ると言うルールがある。そしてある週ではマイルスは家に帰っており、学校へ行く準備をしていた。

平日になり、自宅から高校に行こうとマイルスだが、彼は街中でステッカーを貼ったりしており、その矢先、警察官である父の乗るパトカーの前に出てしまう、マイルスは父の運転するパトカーで高校へ向かうのだった。

更にはマイルスは父とパトカーの中で将来の事で口喧嘩をしてしまう。高校に着いて、気まずいままマイルスはパトカーから降りるが、パトカーに乗っての登校なので他の生徒からは疑問がられる。

パトカーを降りる際、父はパトカー中で”マイルス、愛しているぞ”と言う、ただマイルスはちゃんとした返事を返していなかった。

そんな父はパトカーのスピーカーで”お前も愛していると言え、父さん愛してると”でさえバツの悪いマイルスは泣く泣く言うのだが、更に注目を集めるのだった。

まずは、マイルスがどんな日常を送っているかが簡単に家族構成も含めて、コメディチックな感じで進んでいく。CGアニメだがタッチはアメコミとなっており、アメコミの絵がそのまま動いていると言う拘りようは最初の映像面で伝わってくる。

この段階ではスパイダーマンが街の平和を警察よりも解決している事が父から語られる程度、最初の段階ではスパイダーマンそのものが登場しない。

後、マイルスは今の高校生活に不満を感じており、テストで全問不正解で0点を取ったりするが、教師からは”わざと全問不正解にするのは問題を全部把握している必要がある”と告げられ、0点は100点として返されたりと、マイルスは結構優秀な高校生だったりもする。

マイルスは追加で個人的なレポートを書くように教師に言われる、内容は”自分自身の事、どんな人間になりたいか?”とマイルスは高校の寮の自室でそれを書かず、夜になって叔父のアーロンの所へ顔を出していた。

叔父のアーロンはマイルスの絵の才能を見抜いたりと、マイルスはアーロンと中が良かった。マイルスの絵の才能はスプレーで描くグラフィティで、壁に絵を書くのは警察の目があり難しいとマイルスは言うが、アーロンは高架下に書く場所があるといい

マイルスはアーロンに着いていき、高架下で壁に絵を書いていった。満足したマイルスは高架下から出ようとするがその際に蜘蛛に噛まれるのだった。その時のマイルス特に意識することも無くその場を去って行くのだった。

翌日、マイルスは体の異変に気づく、頭の中で考えてる事を言ってしまったり・周りの声が聞こえたり・壁にくっつく事が出来たりと本人が思っている以上に体に異変が起きていた。

マイルスは動きが蜘蛛みたいで、まるでスパイダーマンだと感じる、しかしスパイダーマンは1人で2人も居るはずが無いと考える。考えたマイルスは蜘蛛に刺された高架下に行ってみることにした。

蜘蛛を見つけたマイルスだが、その後奇妙な感覚に囚われる。頭の中で”ここは危険だと”感じたりするが、その直後壁が崩れ、マイルスはウィルソン・フィスクとグリーン・ゴブリンたちが加速器を使って、異次元との扉を開く実験をしているところに居合わせる。

スパイダーマンはそれを止める為に戦っていたが、健闘も虚しく、負けてしまう。ボロボロになったスパイダーマンに駆け寄ったマイルスは彼からメモリースティックを託され、加速器を止めてほしいと、託されたマイルスだがキングピンによって殺害されてしまう。

ニューヨーク中にスパイダーマンの死を知らせるニュースが広がり、後に彼の告別式が開かれる。マイルスはピーターの意思を継ぎスパイダーマンになるため訓練を始めるが、その過程でメモリースティックを壊してしまう。

マイルスは途方にくれてしまい、スパイダーマン=ピーター・パーカーの墓の前で後ろからある男が現れる、彼はピーター・B・パーカー別次元から来た、もうひとりのスパイダーマンだった。

本作は、マイルスがスパイダーマンとして成長していく過程が描かれる作品でもあるが、色んな次元のスパイダーマンが登場する作品でもあり、色んな意味で個性的なスパイダーマンが多数登場する。

  • お腹が出っ張っていて、人生のどん底に落ち腰を痛めているスパイダーマン、ピーター・B・パーカー
  • フィルムの世界から飛び出した様な感じのモノクロ調のスパイダーマン、スパイダーマン・ノワール(こちらもピーター・パーカー)
  • アニメ世界からやって来た様な女の子、ペニー・パーカー
  • 子豚で写真のネタを探している記者のスパイダー・ハム、ピーター・ポーカー
  • マイルスの同級生で、スパイダーマンになる前から知り合いのスパイダーグウェン、グウェン・ステイシー

序盤に死んでしまった、マイルスが居る次元のピーター・パーカーを含め、7人のスパイダーマンが登場する、スパイダーグウェン以外は登場がコミカルで突然過ぎて唖然としてしまうが、展開は見事に作られている。

更に、ストーリー面ではシリアスな展開より、コメディチックな展開が多くマイルスの年齢を考えれば妥当な作りで時折入るシリアスな展開はマイルスを成長させるカンフル剤として上手く動いている。

後は、CGアニメ作品ならではのダイナミックな演出は、実写では難しいと演出を作り上げ、実写作品との差別化をしっかり図っている所もよく出来ていると感じた。

ただ、ウィルソン・フィスクの動機は作中に語られるのだが、イマイチ印象に残らないのは気になった。

最後に一言

マイルスと言う新しいスパイダーマン作品で、実写作品は苦手って人でもとっつきやすい作品になっており、初見で見ても十分楽しめる作りになっている。

正笑って、アクションで息を飲んで、映像で驚く色んな楽しみがある作品でもある。

作品の概要

原題:Spider-Man : Into the Spider-Verse
日本公開日:2019年3月8日
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本:フィル・ロード、ロドニー・ロスマン
主な出演:小野賢章、宮野真守、悠木碧、大塚明夫、高橋李依、高橋李依
※主な出演者は吹き替え版をベースにしています。
上映時間:117分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:1回