【映画の感想】サスペリア 4Kレストア版

2019年7月11日外国映画, 感想アリダ・ヴァリ, サスペリア, サスペリア 4Kレストア版, ジェシカ・ハーパー

初めに

映画自体に正直興味はあまりなかったが、4Kレストアが気になって見に行きました、作品が凄いのもありますがレストア技術の凄い、作品+技術の両方が楽しめる作品でした。

自分が思った感想

バレリーナ志望のスージーは、ドイツにあるバレエの名門校に入学するために、ニューヨークからやって来た。空港でようやく拾うことができたタクシーに乗ってスージーは学校に向かう。

一番最初のシーン雨でずぶぬれになるシーンがあるが、とても鮮明で最近撮影したんじゃないかと錯覚するくらい美麗な映像が出てくる。

激しい雨の中到着したバレエ学院は赤い館。そしてその建物の玄関では、若い生徒であるパットが何者かに追われているかのように怯え、何か叫んでいた。

ストーリーのメインとなる、赤い館だがこれも4Kレストアが光っており、雨に濡れている時の水の水滴、壁の傷、金属の質感、どれもが息を呑むほど鮮明に映し出されている、これはたまげました。

「秘密のドア、アイリス、青いの……。」恐怖に顔をひきつらせたパットは、雷鳴の中をずぶ濡れになって走っていった。

この奇妙な光景を見たスージーは、すぐに玄関に走り寄って、ドアを開けるように頼んだが、インターホンからはなぜかそんなの知らないと返事が返ってくるだけであった。途方に暮れたスージーは乗っていたタクシーに戻り仕方なく出直すことにした。

最初のこのシーンは何気ないシーンに思われるが伏線が大量にねじ込まれており、後半になるとこのシーン意味が自ずと理解できるようになっているシーンはお見事で、1秒たりとも見逃せない作りは凄い。

そして赤い館を出たパットは友人のアパートにたどり着いた、その後に奇怪なことが起こった。部屋に入った時、呻き声を耳にしたパットは、その直後、窓の外の闇の中から、突然現われた毛むくじゃらの腕に締めつけられ、何度も何度も胸や腹をナイフで突き刺されてしまう。

絶命したかと思っても追い打ちを掛けるようにめった刺しにする。そのパットの悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人も、不運な惨死の道づれとなって鮮血に染まった。

4Kレストアではある意味鮮明でなくて良いシーンかもしれないがエグ目なシーンですら鮮明に映し出してるので心臓の弱い人には要注意かな?映像以外に立体的な音楽はとても凄かった。臨場感が半端なかった。

そしてスージーが赤い館で入学をしたが、そこには奇妙な人物が居た女理事長代理のマダム・ブランク、厳格な主任教師のタナー女史、盲導犬に引かれる盲目のピアニストのダニエル、ルーマニア人の下男パブロ、マダムの甥で9歳になるアルバート少年、特にパブロはほぼ喋ることが無く威圧感があるので恐怖を感じた。

赤い館で初レッスン最中、突然身体が不調となったスージーは、途中で床に倒れこんだ。校医の診察を受けたスージーは、増血のためとして葡萄酒を食事に加えられる。(これが一つのキーとなる。)この葡萄酒を飲むと、スージーはいつもなぜか眠くなり、眠ってしまう。

ここから話が大きく動いていく、屋根裏部屋のトラブルで大ホールでみんなで寝たり、更にその後、教師たちは夜になると帰るが歩く足音の向きが真逆になっていたりと恐怖感が募っていくシーンの演出は中々良かった。当時に緊張感も高まった。

ただいくつか明かされていない謎があるのでそこは気になった。 特に気になったのは盲導犬に引かれる盲目のピアニストのダニエルの盲導犬の行動である。何であの行動を取ったかが不鮮明だったのでその編が気になった。

最後に一言

ホラーと立体音響の組み合わせはとても見事で、鮮明な映像で目と耳が満足出来る作品だと感じ取ることが出来た。元々の作品もホラーとしての出来は一級品なので是非見ていただきたい作品。音の良い映画館で見ること推奨の映画であると断言出来る。4Kレストアの技術的なお手本的な作品としても見逃せない。

作品の概要

原題:Suspiria
日本公開日:2019年6月29日(オリジナル版:1977年6月25日)
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ
主な出演:ジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ
上映時間:99分
鑑賞方法:映画館
映画館での鑑賞回数:1回