【映画の感想】ザ・マジックアワー

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初めに

三谷幸喜監督の4作目の映画作品で、映画の撮影を題材としたコメディ映画となっている。

自分が思った感想

最初はマフィアの「天塩商会」の話から始める。備後登(びんごのぼる)はボスの天塩の女・マリに手を出してしまう、しかしそれがバレてしまい、二人はコンクリート詰めになろうとしていた。

しかし、ボスからはデラ富樫と言う人物に会ってみたいと言われ、デラ富樫に会わせてくれるなら今回の件を水に流すと備後に告げる。

期間は5日間、しかし備後はボスに大見栄切ったはいいがデラ富樫は伝説の殺し屋で顔や姿を見た物は居なかった、備後は途方に暮れるのだが、ボスを騙す為に代役を立てる事を考える。

伝説の殺し屋で姿が不明ならでっち上げればいいと、備後は自らを映画監督と偽り、その人物を探すのだった、必要な人物は演技が出来る俳優レベルの人を

次に村田大樹と言う人物に移る、彼は売れない三流役者で主にスタントやエキストラの仕事しか貰えなかった、原因は彼の持つ脂っこい演技が足を引っ張っていた。

エキストラの仕事を貰うも上手くいかず、結局は仕事自体も有耶無耶になってしまった。しかしある出来事がキッカケで備後と出会い、備後が監督を務める映画の主演として出演する事が決まるのだった。

しかし、その映画はでっち上げで村田はそれを知らずに撮影に挑むのだった。その上映される事のない名も無き映画の撮影に

本作は守り加護(すかご)と呼ばれる、映画のセットの雰囲気を持った不思議な港町を舞台になっているが、レトロ感があり、これが中々に良い作りになっている。

しかもこの雰囲気作りがマフィアの存在を上手く演出している。マフィアが登場するが、なんか少し抜けた感じがあり、怖い雰囲気は無くコメディチックに作られているのも悪くなかった。

更に、偽映画の撮影で村田は騙されたいる事を知らずに撮影に挑むが、どう言う訳かボスに気に入られ、天塩の一員になったりと面白い展開が多く飽きさせなかった。

村田大樹役を演じている佐藤浩市さんの脂っこい演技が面白くて、無駄にオーバーリアクションをしたり、余計な事をするのだが、逆にそれが彼を守っていたりと苦笑したくなるシーンが多くツッコミを入れたくなるほど楽しかった。

田村がボスと喋るシーンがあるのだが、ボスと最初から会話を3回続けてボスが逆に唖然とするシーンは相当良くできており、ボスは2回目は「私だけかな? これとおんなじ事が前にもあった気がする」となり3回目は「また そっからか」と当惑する所は必見と言っていい。

なぜこうなるかと言うと、田村はカメラが回っていると思っており、会話のやり直し=再度撮影し直しとなっているので同じ言い回しをする。

それと演出面では、あくまで映画撮影に拘った演出が多く、襲撃戦が完全に映画のセットレベルの演出にして、あえて演出を抑え気味だったりと一応シーンとしては本物の銃撃戦だけど演出は映画のセットとギャップが面白かった。

これは好みの問題だが、演出が映画のセットレベルなのでどうしてもショボく感じてしまう所があった、ギャングと言われると微妙な所も気になる所かも知れない。

最後に一言

映画撮影をテーマにした、コメディ作品だが笑って楽しく見られる作品になっている。その為、難しい事を考えず、気軽に見て楽しむのが良いと思った。

作品の概要

公開日:2008年6月7日
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
主な出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行
上映時間:136分
鑑賞方法:DVD