【映画の感想】運び屋

2019年9月6日外国映画, 感想クリント・イーストウッド, ダイアン・ウィースト, ニック・シェンク, ブラッドリー・クーパー, 運び屋

初めに

クリント・イーストウッドは監督と主演を務めた作品で80代の老人が運び屋として犯罪に手を染める過程を描いた作品、実話を元にしている。ただし設定は大きく変えられてはいる。

自分が思った感想

園芸家として、長年活躍していたアール・ストーンは経済的行き詰まっているのと、過去に家庭を顧みない仕事を行って居たため、孤独だった。そして別れた妻の家族には嫌われていた。

しかしアールは、孫娘とは交流が続いており、孫娘の結婚パーティーにこっそり参加するが、別れた家族に見つかり険悪な状態になる。そんな中、パーティーに参加していたコリン・ベイツはアールに仕事を頼めないかと依頼する。

最初からあまり良い空気出ないスタートとなるが、孤独で疲れ切った老人を演じるクリント・イーストウッドの演技は非常に素晴らしく、その魅力を余すこと無く見ることが出来る。

アールは金銭的に困っていたが、得体の知れない仕事だったので一旦は断るが、結局はコリンの場所に出向き仕事をもらう事になった。

コリンが出してきた内容がかなり細かい所まで指示を出している。

  • 車に積んだ荷物を指定の場所まで運転して運ぶ、安全運転で
  • 指定の場所についたら、車のキーをグローブボックスに入れて1時間程車から離れる。
  • 1時間後、グローブボックスに報酬が入っている。
  • 荷物の中身を見るのは厳禁
  • 携帯がなったら出る事

アールは、内容に疑問を覚えるが、仕事の依頼を受け荷物を指定の場所に運び、指示通りに車から離れる。そして1時間後、グローブボックスには大金が入っており、アールは稼げる仕事であることを確信する。

そしてアールは、引き続き運び屋の仕事をすることになった、その背後では警察が動いていたが、アールは知る由もなかった。

運ぶ荷物は、中身を見るなとアールに警告する物なので合法品では無い事は確かで、その荷物を警察も追っていた。しかし運んでいる人物が老人だと言う事に全く気が付かず、見当違いの捜査を行うことになる。

今作では警察の捜査を上手く撹乱している所があり、荷物運びを依頼してくるコリンもそれをある程度見越している。やがて大金を手にするアールは、過去の友人に融資をしたりと過去に出来なかった事を時間を取り戻すかのように色んな事をする様になる。

順風満帆だったアールだが、荷物運びを依頼している組織が大きく変わることによってアールも複雑な立場に置かれるようになる。それだけは無く、アールの背後では色々な人物が色々な形で動き出して行った。

本作は主人公のアール・ストーンを中心に描いており、背後関係に関してはあまり描かれることが無い接点が多いとすれば、離婚した元妻と孫娘でその他はあまり触れられることが無い、伏線もそのままになっているシーンが見受けられるので気になる点ではある。

最後に一言

クリント・イーストウッドの魅力を最大限に引き出した良作であり、全体的なまとまりも良く、面白い作品だった。

作品の概要

原題:The Mule
日本公開日:2019年3月8日
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
主な出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ダイアン・ウィースト
上映時間:116分
鑑賞方法:Blu-ray