【映画の感想】羊の木

感想, 日本映画優香, 北村一輝, 吉田大八, 市川実日子, 木村文乃, 松田龍平, 水澤紳吾, 田中泯, 羊の木, 錦戸亮, 香川まさひと

初めに

もし、過疎化が進む田舎街で元受刑者を移住させたらを描いた、サスペンス映画、同名のコミックを実写化している。

自分が思った感想

過疎化の進む町、富山県魚深市(うみぶか)そこに、国のある極秘プロジェクトが伝えられる。それは地方都市に元受刑者を移住させると言う更生プロジェクトで、魚深市では6人の元受刑者を受け入れることになった。

この更生プロジェクトは、受刑者は問題の無い人物は早めに仮釈放を行う制度で、更生意欲があるものはドンドン優先して仮釈放を行うと言うもので、このプロジェクトに問題点があった。

仮に仮釈放は身元引受人が居ない限り、仮釈放が認められないと言う制度があった。そこで更生プロジェクトに内容を一つ加え、身元引受人を市町村とし、住む場所・働く場所を予め指定した状態で受け入れると言うシステムだった。

そしてこのプロジェクトを知っているのは魚深市では2人だけとなった。

  • 本作の主人公である、魚深市の職員・月末一
  • 市役所の課長・神崎良作

ただ係長は一に元受刑者と言う先入観を持たせない為に、何も伝えず迎えに行かせ、後に更生プロジェクトの内容を伝えるのだった。いきなり、何も知らされずに訳も分からず向かえに行かされた一は当初から疑問には感じていた。

一が迎えに行った元受刑者は6人で一風変わった人物たちだった。

  • 杉山勝志・釣り船屋、乱暴な人間だが感がとても鋭い
  • 太田理江子・介護士で、恋に落ちやすい恋愛体質を持っている。
  • 栗本清美・掃除員、極度の人見知りで無口な人物
  • 福元宏喜・理髪師、弱気な性格がだお酒が入ると酒乱になる。
  • 大野克美・クリーニング屋、元ヤーさんで顔に傷がある。
  • 宮腰一郎・配達屋、この中では一番常識のある人物で社交性も良い

迎えに行く条件も個別に迎えに行くと言う徹底ぶりで、課長からは、プロジェクトの内容を聞いた後で、一に釘を刺す。

彼らが接触しない様にすること

だった、理由は元受刑者達が結託をして暴走しない様にする為の保険でもあった。ただ一の周りには、更に問題が起きる

  • 元受刑者の事をたまたま知ってしまう、後輩の田代翔太
  • 一が思いを寄せる同級生の石田文が地元に戻ってくる

一にとって様々な出来事が立て続けに起きるのだった。元受刑者の6人は、仕事に精を出しつつ慣れないながらも日々の生活を送っていた。

ある者は住民と恋に落ちたり、はたまた死んだ動物の墓を作る者、更には魚深市の事を調べる者など、一が知らない所で色んな人物が思い思いの行動を取っていた、そして魚深市にあるお祭りで元受刑者全員がたまたま集まる機会が出来てしまった。

お互いの事を知らない6人は果たしてどうなるのか?魚深市と一はこの時、これから起きる事で更に元受刑者たちに振り回される事になる。

本作では、一と6人の元受刑者を中心に話が進んでいくが、接点を全員が持つわけでは無く、中には一と関わる事が殆ど無い人物も居る。接点が無くなるのは単純にお互いの勤務地の問題となっていて意図的では無い所が面白い所。

ただし、見逃せない難点も幾つかあった。

  • 全体的に地味な作りで突飛している所が無い。
  • 受刑者が原作と違い11人から6人に減らされている。
  • 演技に関しても松田龍平さん以外褒める所があまりない。

登場人物が減らされているのは尺の都合なのでこればかりは仕方ないと思った。

最後に一言

アイディアは決して悪く無い出来だが、地味であることがどうしても序盤で感じてしまう為、退屈に感じてしまう所が非常に勿体無かった。もう少し派手さがあればよかったのかも知れない。

作品の概要

公開日:2018年2月3日
監督:吉田大八
脚本:香川まさひと
主な出演:錦戸亮、木村文乃、松田龍平、北村一輝、優香、 市川実日子、水澤紳吾、田中泯

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上映時間:126分
鑑賞方法:Blu-ray