【映画の感想】ワンダーウーマン
初めに
DCエクステンデッド・ユニバースの4作目で、バットマン VS スーパーマンから100年前の出来事を描いた作品で、時系列的にも一番古い時代まで遡る。ワンダーウーマンがどの様に誕生したかが描かれる。

自分が思った感想
セミッシラ島、それは女性だけが住む島、そこで育った王女ダイアナは子供の頃から、アマゾン族の女戦士の様に勇敢に強くなりたいと夢を見ていた。子供の頃からアマゾン族の訓練を見続けた事で、ダイアナは強くなりたいと願う。
しかし母親のヒッポリタ女王はダイアナの身を案じ、戦士になる夢を拒み続けるがそれでも、ダイアナは女王の妹で史上最強の将軍である、アンティオと隠れて訓練をしていた。
ある日、女王はダイアナが訓練を続けていると、女王はダイアナに訓練をまだ続けるのか?の問に対してダイアナは続けることを決める。アンティオの説得もあり、ダイアナ正式に戦士としての訓練を受ける事になる。
最初の部分はダイアナが強い戦士になる為にどの様に訓練をしたかが描かれる。強さに憧れ過酷な訓練も乗り切り強さを手に入れるダイアナだが成長過程も8歳、12歳と年齢の段階を踏むことで強さへの憧れが上手く描かれていると感じた。このあたりは結構わかりやすい。
そして成長したダイアナだが、ある日セミッシラ島に1機の飛行機が海岸で墜落事故を起こした、それはダイアナが知らない外の世界からやってきたものだった。そこには外の世界の男性スティーブ・トレバーが乗っていた、ダイアナはそのスティーブを助けるのだった。
辛くも小型船に乗ってきた別の男たちを全滅させる事が出来たが、アマゾン族はダイアナを銃撃から庇った事で最強の将軍アンティオを失う事になった。
アマゾン族も最初はスティーブを殺そうとするが、どこから来たのか探るため尋問を行い洗いざらいスティーブの秘密を聞くのだった。
スティーブはどんな人物か?
その話を聞いた、ダイアナは戦いの神アレスがセミッシラ島の外の世界に居ると考え、ダイアナはスティーブを引き連れ外の世界に行くのだった。その際、女王から二度とセミッシラ島に戻ることは出来ないと警告をするが、ダイアナは戦いを止める事が使命である告げ外の世界に旅立って行った。
ダイアナ、スティーブは外の世界に行く(戻る)がそこは第一次世界大戦の真っ只中だった。
ダイアナは戦争が起きているにも関わらず何もしようとしない議会に抗議をするがスティーブに止められてしまう。止めらたダイアナはスティーブに激怒するが、スティーブは非公式に戦場の最前線に出ることを決める。
最前線に行くにしても資金等がなく行きあたりばったりな所が出てくるが、そこに政治家であり貴族のパトリック・モーガン卿が現れスティーブに資金面での協力を申し出る。モーガン卿の助けもあり、スティーブはダイアナと共に最前線の戦場に赴く事になった。
この部分は作中の中盤付近で、ダイアナにとっては異文化となり、その変化に戸惑いながら、スティーブの助けもあり、なんとか過ごして行くことになるが、スティーブは連合国側のスパイであるので、イギリスに居ても命が狙われる事になるが、ダイアナに助けられる事になる。
前線に出た際も戦争はなんで残酷なのか?などダイアナが疑問視している事に丁寧に答えていく所はスティーブがダイアナを大切に思っているからであり、それは作中随時伝わってくる。
本作は戦いを重きにおいている所が多いが、それと同時にスティーブがダイアナに人間と言うのはこのような存在であることを教えるキーパーソン的な存在であり、スティーブと人物が非常に際立っているのが作中で上手く表現されている。
本作は全体的な出来がよく、まとまりも良いので悪い点が見当たらない所も評価したい。
最後に一言
DCエクステンデッド・ユニバースの中でも時系列が一番最初なので、本作からシリーズに入ったとしても問題が無い。更に単体の作品とよく出来ているのでオススメしたい1本になっている。
悔やまれるのはバットマン VS スーパーマンの前に公開されていればDCエクステンデッド・ユニバースでの評価は更に違ったものになっていただろうと思う。
作品の概要
原題:Wonder Woman
日本公開日:2017年8月25日
監督:パティ・ジェンキンス
脚本:アラン・ハインバーグ
主な出演:ガル・ガドット、クリス・パイン、デヴィッド・シューリス
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上映時間:141分
鑑賞方法:映画館、Blu-ray
映画館での鑑賞回数:1回
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