【映画の感想】ズートピア

2019年9月19日劇場アニメ, 感想ジャレド・ブッシュ, バイロン・ハワード, フィル・ジョンストン, リッチ・ムーア, 三宅健太, 上戸彩, 森川智之, 竹内順子, 高橋茂雄

初めに

知性を持った動物たちが、肉食動物・草食動物隔たりも無く生活していく中で、連続行方不明事件を追う、うさぎの警察官ジュディの活躍を描いた作品。

自分が思った感想

まず、本作には人間が存在しない設定となっており、進化した動物たちが高度な文明を築き上げてきたと言う設定がありその為、人間が存在しない。

ズートピア、動物達が共存する巨大都市で、そこに行けば何にでもなれる、そんな田舎町に住んでいた、ジュディ・ホップスは警察官になる事を夢見ていた。

両親からも周りからも警察官になるのはうさぎには向かないと否定的だったが、勤勉なジュディは15年の歳月を経て念願の警察官になる事が出来た。

しかし、うさぎが警察官と言うのは、ジュディが働く警察署でも良く思われておらず、着任と同時に駐車違反の取り締まりと言う、警察官の憧れの捜査とはかけ離れた仕事だった。

憧れとはかけ離れたとはいえ、キチンと仕事をこなすジュディは性格がキチンと出ており、駐車違反の取締りとは言え、仕事は手を抜かない。この性格がのちに大きく役立つ事になるのは言うまでない。

取締りの最中、ゾウの店で巨大アイスの販売を拒否されるキツネの親子のニックとフィニックを見つける。ゾウはキツネにはアイスは売らないと断るがそんな中彼女はアイスを売るよう店に説得し2人に感謝される。

しかし実は親子ではなくアイスを転売して金儲けする詐欺師コンビであった。ジュディはニックにどうしてこんな詐欺まがいの事をするのかと問いただすが、自身の生い立ちを否定する言葉を返される。

その次の日、ジュディが駐車違反の取締をしていると、花屋で強盗事件が起きる。命の危険が迫るネズミの女性を助けつつ、犯人のデュークを逮捕するが、職場放棄と球根の為にネズミの街(ジュディよりかなり小さい街になっている)を危険に晒した事もあり、署長ボゴに咎められる。

ジュディは警察官らしい仕事をしたいと食い下がるが却下される。そこへ、オッタートン夫人が夫エミットの捜査を署長に直訴しに、ベルウェザー副市長と共にボゴの元に来る。

ジュディは捜査を引き受ける事になったが、それがボゴの逆鱗に触れ48時間以内に解決できなければクビと告げる。ジュディは警察官らしい捜査と同時に自分の進退をかけた、捜査が始まる。

本作は可愛らしいキャラクターとして描かれているが、本質は欺瞞(誤魔化し、騙す)や差別(草食・肉食の差)を上手く作品の中に落とし込んでいる事が見事だった。

本質の意味は見るとこんな感じだが、これはストーリーの最初に実は提示されていたりする。

  • 欺瞞はズートピアに来れば何にでも慣れるという嘘だという事
  • 差別は見た目で判断され、人生の進退に影響が出る事。

作品も事件物となっているので手汗握る展開も見逃せない、それと同じ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ繋がりで雪とアナの女王のネタも入れてくるのは面白かった。

最後に一言

全体的とても良く出来ており、わかりやすさの中にメッセージを込めており、奥深い作品になってる。

しかし奥深さを無視してジュディの活躍を見届けるのもありだと思った。そういった意味で広い層に楽しんでもらおうと言う意気込みが強く感じられる良作だった言える。

上映期間ギリギリまで映画館の席を常に埋めていたというだけあって出来は一級品、これは良い作品だった。

作品の概要

原題:Zootopia
日本公開日:2016年4月23日
監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ
脚本:ジャレド・ブッシュ、フィル・ジョンストン
主な出演:上戸彩、森川智之、 三宅健太、竹内順子、高橋茂雄
※主な出演者は吹き替え版をベースにしています。
上映時間:108分
鑑賞方法:Blu-ray